こどものおいしゃさん/ウエブ用の絵
ウエブサイト上で『こどものおいしゃさん』の絵本が公開予定となり、大急ぎで絵を新たに描いてきました。
年季の入った絵の具たちです。
鳥の羽は、下書きの消しゴムのカスを払うためのものです。
手でこすると、鉛筆の粉が尾を引いてしまったり、口で吹き飛ばしても細かいくずが残ってしまうので、この大きさの鳥の羽を愛用しています。
鳥の羽なのもかわいいです。
袋に入っているのは、固形絵の具で、好きな色をチューブから出して乾燥させたブロックも追加しています。
私はブルー系が好きなので、プルシアンブルーや、セルリアンブルーなどに関しては、Winsor and Newtonの高めの絵の具を使っています。
絵の具は、『高め』といっても数百円から千円台ぐらいです。
たぶん、顔料と糊が違うため、その色の発色のよさと伸びは明らかに違います。
紙はミューズコットンが毛羽立たなくて丈夫なので一番お気に入りです。
スキャンされてデジタルデータになるのですが、描いていく上での筆と紙の感覚の良さは大切だと思います。
にじみ具合やエッジの効き方とか、紙と絵の具を通して会話しているような気持ちになります。
ウエブ版なので、解像度を落としてもレイアウトがわかるように少し単純化しました。
絵を描くときには雑念がなくなり、すっきりした気持になれます。
もう少しで、完成します。
« ワインのコルク栓とスクリューキャップ | トップページ | 日向敏文/ISIS »
「11.絵/詩/俳句/芸術」カテゴリの記事
- 青紫陽花あおげば無限の碧空や(2023.06.10)
- 俳句を詠んでおたよりする / 心象を季節に託す日本の心(2022.04.02)
- ワタリドリ目の黒球面に広大無辺の碧き空 /のろのろ道をあるくわれ砂粒わたりどり空たかく /永遠の星運行に従う鳥は空蝉の喧騒しらず海わたる(2022.01.03)
- 虹色のクジラと白い鳥(2021.09.30)
- 慢性炎症が健康のカギ / 花みかん巡る季節に病なし(2021.05.03)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント