メトロの扉
目的地に行くために私達は地下鉄を使うことが多いです。
東京の地下にはメトロが網の目のように発達していて、乗り継ぐ事でとても便利に使えます。
クリニックが新松戸にあるため、都心へメトロを良く使います。
青山病院へ行くにも、乗り換えて表参道や渋谷に出れば良いのでやはり便利です。
都心内の移動にもメトロは必須です。
珍しく会議まで時間があったため、ホームで何本かの電車を見送りました。
私は丁度扉の真前のホームの椅子に座っていたので、扉の開閉とその上の表示が良く見えました。
実は終点がそれぞれ異なり、その途中も快速だったり、各駅停車だったり様々な電車が組み合わさっている事に気付きました。
列車が到着し、扉が開きます。
アナウンスが流れ、中に乗っている人の姿が見えます。
居眠りしている人もいれば、仲間達と大声で話している若者も見えます。
扉は閉まり、どこかへ人々を連れて行く。
私を列車に乗らないか、誘う人はいません。
自分でどの列車に乗るか決めて乗らなくてはならない。
最初に来た列車に乗ってしまうという選択肢。
快速に乗ってすばやく行くという選択肢。
各駅停車でも座って楽に行く選択肢。
いつまでも乗らないという選択肢。
いずれにしろ、何かを選択する事になります。
私のこれまでも一緒だった気がしました。
沢山の扉が開き、沢山の扉が閉じ、その中の一つ一つの扉を選び、メトロに乗ってきたのです。
これからも沢山の扉が開き、そして閉じていくでしょう。
行き先や停車駅などある程度の情報はあるかもしれません。
でも、どの扉に乗るかは実は乗ってみないと分らないものだと思っています。
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