医療廃棄物の危うさ/最新鋭の感染性医療廃棄物処理システムの有用性
府中市の業者により、医療廃棄物が不法投棄されているという報道がなされました。(キャッシュはこちら)
300箇所以上の医療施設からの医療廃棄物だそうです。
もちろん、業者に問題はありますが、大きな問題は、結果的にこの業者に廃棄物を任す事になった300箇所以上の医療施設にペナルティが課せられるということです。
医療施設はきちんとした免許のところに廃棄しているつもりでも、このようなことが一旦起きると、ペナルティを覚悟しなくてはなりません。
なぜ、このような仕組みになっているのでしょう?
それは、原則として医療廃棄物は各々の医療機関で処理するのが基本だからなのです。
しかし、それが行えない場合は止む無く業者にお願いする事が『許可』されているのです。
そして、廃棄物がトレースできるようなマニュフェストという仕組みがなされています。
廃棄物は様々な業者の手を渡っていきます。
私はもう一度原則に戻って、大きな医療システムは自分のところで、非感染性化の処理を行うべきではないかと考えています。
日本にやってきた原料が医療材料になり、感染性医療廃棄物となり破棄され、施設内で非感染性化され、燃料にまでなるというサイクルが夢ではない事をお示ししました。
今、施設内で非感染性化させるということが、医療機関にとっても住人や社会にとっても、とても大切な事なのです。
書きたい記事が押し寄せているので送り送りになってしまっていますが、小型の感染性医療廃棄物の非感染性化システムを完備している、立正佼成会付属佼成病院の見学結果をご報告することにします。
この病院さんでは、ボイラー室の上の約5畳程の広さの場所に二台の処理システムが稼動しており、ほとんどの感染性医療廃棄物から感染性を除去しています。
つまり、この病院さんから出る廃棄物は全て非感染性で、病院側も業者さんの不正に怯えなくて良いということです。
この廃棄物処理システムが止まってしまった事はほとんど無いということです。
トラッシュバスターズと呼ばれる加熱しながら臼で、針も布も硝子もプラスティックも全て混ぜたまま開封することなく箱ごと、医療廃棄物を粉々にするこのシステムは本当に優れものです。
耐久性も問題ない。
小さくする事もできる。
私は、このようなシステムが理想ではないかと思っています。
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