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2006年9月 6日 (水)

グッドデザインプレゼンテーション/人工臓器/未来の医療

グッドデザインプレゼンテーションの会場で、國本先生に案内していただき、先日少し触れました川崎和男先生のコーナーを拝見しました。


こちらに、川崎先生の少し前のインタビュー記事があります。


私は、数年前までマッキントッシュを使っていて、今でもSE/30に意味もなく電源を入れては眺めています。

パワーブック100などを購入したころから、川崎先生は雲の上のような存在で、日本にもすごい方がいらっしゃるんだなぁと思っていました。

医学の道を歩んで、様々な過程を経て、このような形でそのデザインを拝見できると言うのはとてもうれしいものです。

Jyoumyakucyuusya様々なものがプレゼンテーションされていました。

手前のパネルは皮下の見えない静脈をセンシングして、針を挿入していくと言う美しいデザインのデバイスです。

神経内科の私は、次のプレゼンテーションを見てびっくりしました。

Syounou そこには、『人工小脳』がプレゼンされていたのです。

その美しいフォルム。

小脳は大脳と違って、並列型の超高速コンピュータです。

ですから、置き換えるとすれば最初のターゲットとなるでしょう。

攻殻機動隊の世界が近づいているように思いました。

振り返ると、そこには、プラスティックの美しい模型が置かれていました。

Jinkousyounou もし、神経系を補う事ができる埋め込み型デバイスが誕生したなら、数多くの患者さんたちを救う事ができるでしょう。

しかし、この美しさはどうでしょう。

小脳の形を真似したわけでなく、すでにそこに存在しているという実在感をもって迫ってくるデザイン。

やがて、繊細な神経系とやり取りするテクノロジーが誕生したとき、きっとこのような美しい宝石のようなデバイスが誕生するでしょう。

デザインは音楽のように本当に人をワクワクさせるものです。

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