ハイウエイラジオの無力さ/形骸化した無意味な放送/存在する意味なし
外環自動車道を10月14日朝、外回り(郊外へ向かう方)を走っていました。
すると、突然車の動きが滞り、止まってしまいました。
ヘリコプターも何台も旋回していて、何かが起きているようです。
何が起きているのか知るために、ハイウエイラジオをつけました。
『6号線上りは・・・、続いて首都高は・・・』と情報が続きますが、なんと、
この外環高速の情報が一つも流れないのです。
これは、一つのステーションだけでなく、川口付近の様々なハイウエイラジオ局全てで同じでした。
この道路の渋滞の情報が全く流されないという無意味さとむなしさの溢れる放送だったのです。
意味のないシステム。
渋滞の意味は、自分でその現場を通り過ぎて始めて知りました。
トラック二台がほとんど焼け落ちるほどの大きな事故でした。
すでに消防車が何台も来て、鎮火していました。(キャッシュはこちら)
事故が起きてから、既に数時間経っているでしょう。
対向車線は事故現場手前から通行止めになっています。
なんと、その車線にどんどん車が入ってくるのです。
そして、私の車線は、いわゆる『見物渋滞』だったのです!
なんという経済損失。
『その先は通行止めになっています』とどれだけ教えてあげたかった事でしょう。
相変わらず、ハイウエイラジオは、外環自動車道以外の情報を垂れ流しています。
ハイウエイラジオは、極近所の異常を知らせるのが目的では無いでしょうか?
走行しているうちに、J-WAVEの道路情報から、『外環自動車道内回りで、トラック二台が絡む火災を伴う事故があり、すでに鎮火しているようですが、通行止めになっています』という的確な情報が流れました。
情報はきちんと、首都圏のFM局に流れていたのです。
つまり、ハイウエイラジオは役に立たないという事です。
簡単な事です。
1.内回りで大きな事故があった。(原因)
2.内回りは通行止めになっている。(同じ車線の結果)
だから、下を走ってほしい。(対策)
3.外回りには見物渋滞が起きている。(対向車線の結果)
できるだけ、スムーズな運転を心がけて欲しい。(対策)
災害で、その先が分断されていても、きっと同じと言う事です。
ハイウエイラジオが、全く関係ない道路の情報を流す中、断絶した道路からパラパラと車がこぼれていく姿が思い浮かびます。
このように機能しないシステムは、民間のVICSなどに全てを託して、止めてしまえばいいのです。
ハイウエイラジオはNEXCOという組織が流しているようでしたので、質問メールを送ってみました。
形骸化したシステムは必要ありません。
今回のハイウエイラジオはどの時間に何が流されたか記録が残っているでしょう。
その無意味さと、ハイウエイラジオにいくら税金が投入されているかを知れば、きっと、むなしさが沸き起こる結果になるでしょう。
そのお金を、VICSに投入して、より良いシステムを作ればいい。
ハイウエイラジオを中止して、VICS端末を無料にしてもいい。
久々に、壮大な無意味で無駄なシステムを目の当たりにして感動しました。
大体、どの放送局で、どのような文言が流されているか、インターネットで確認できるシステムを構築すべきではないでしょうか?
自分達のお知らせだけ掲示するホームページしかなく、ライブ情報が枯渇しているこのページはほとんど役に立ちません。渋滞情報すらない。
J-WAVEでは、今流れている曲名だけでなく、アーティストの情報までリンクし、さらにはそのアルバムをショッピングまでできます。
公共団体の壮大な非効率と無駄。
監督者は、FMラジオの交通放送に劣る放送しか現場で流せなかった責任をとるべきでしょう。
でないと、繰り返す。
ですが、役所ですので、放送に対する責任の所在も無いものと思われます。
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