急いでいても怒らないということ/あせりは禁物

新松戸から、現場の確認のために秋葉原に急ぎます。

ここが新クリニックの受付の部分です。

高さなど、吟味を重ねた部分。プロフェッショナルのＩＰ２０の小山さんと金子さん。

概念を形にするマジシャンです。しかもこの素材は取り外し組立自由。

院内処方入れです。

緊急避難的な薬剤を収納するケースも汎用素材で、数を調節することで大きさを決めます。

下にイーサーネットケーブルが見えます。
これは、やがて薬剤の注意報や、患者さんからのフォーマの画像などがリアルタイムで流れても双方向通信できるように配線だけしていただいたものです。

患者さんへの思いやりを少しだけ未来形にしました。

この後、すぐにまた、松戸へ引き返します。

時間、余裕もって動いたのですが、到着したらほぼぴったり。

またセーフです。 よかったぁ。

松戸の伊勢丹の入り口。

今日はここで、高齢者の高血圧についてのお話をさせていただきました。

私は前座で、メインは千葉西病院の篠田先生と、慈恵大柏の清水先生のご講演がメイン。

アンギオテンシンＩＩの体内クロストークや、ＰＲＯＢＥという新しい発想の患者さんに不利にならない臨床試験デザインについてのお話はとても有意義でした。

大学の外来を続けていた頃、多くの第４相試験を行いましたが、患者さんが不利にならない設計と言うのはとても難しい。

二重盲検でも本当に効く薬だとすぐにわかる事もあり、それでも治験の期間が終わったら止めなくてはならないし、実薬かどうかの確信も無いので、きちんと説明もできません。

『お薬になって現場に出たら使いましょうね。そのときにはちゃんとしたお薬で、はずれのことは無いですから。』というのがやっとです。

でも、新薬の承認をもらい、より良いお薬を現場に導入するためには必要不可欠のプロセスでもあります。

その点、ＰＲＯＢＥという試験は有効性を確認する良い方法だと思いました。

なによりも、厳しすぎるくらい第三者が評価判断しています。

でも、この前の午後外来→秋葉原→お台場のInsight Outの時もスリリングな時間展開でしたが、今回もスリリングだったなぁ。

あの時は準備されているものがなされていなくて、慌ててあせっていて、少し怒り気味になってしまいました。

どんなときでも、怒ってしまってはいけない。

結果的には、綺麗なアップルのモニタを壁掛けにできました。

未来型配信のためにアルミフレームＤＶＩ接続モニタのこのモニタを壁掛けにしようなんて、普通思わないでしょう。

でも、まだカバーはかかっていますが、無駄の無いアルミとアクリルのデザインは真っ白なバックにとても似合います。美しいというのはよいことです。

後ろの金具の決定と、発注は一日遅れたら間に合わないタイミングでした。

数時間歩き回ったのはこのためだったと思えば癒されます。

後は配線を待つのみ。

帰りの乗り物の中では、爆睡してしまうかと思いましたが、なんと、７０越えのドライバーさんのプロフェッショナルな話しに感動し、寝れませんでした。

ふるさとのある仙台まで日帰りで運転して疲れないというのです。

しかも、お年なのに安定して速い運転。完璧な仕事。そして控えめ。

このようなスーパーおじいちゃん、素晴らしいです。

東京の片隅でまた、あらたな感動をいただけて良い一日でした。
スリルに縮こまった心が温泉につかったような感じでした。

（∴テトリスノカケラ、Σ人々の力）