科学の心を育てる大切さ/国立科学博物館1
みなさんは国立科学博物館へ行ったことがあるでしょうか?
上野にある科学博物館です。
この美しいディスプレイは何でしょう?
これは、先日お話したピロリ菌のモデルです。
なんて美しいモデルなのでしょう。細菌とは思えません。
半透明のゼリーのような、詳細なモデルです。
こちらは、近未来のガラスの国のようです。
ここには幾つ物植物が飾られているのです。
美しいディスプレイ。
床を見ると驚きの仕組みが隠されています。
小さくてわかりにくいと思いますが、ミトコンドリアがあるか無いかを選んで、道をたどる様になっているのです。
つまり、生命の起源から一歩ずつ選択して歩いていくと、現在存在する生物のどこかに突き当たるようにこの大きな部屋はできているのです。
そして、その突き当りの巨大なディスプレイの壁には本物から作られた標本や、アクリルに閉じ込められた標本などが美しく飾られているのです。
なんという壮大な実験でしょう。
地球上に存在する生物が系統図の上に実物大で展開されているのです!
例えば大きな海藻であればこんな感じです。
中央下に根っこに近い部分が展示してあり、その周囲には同属のモノ達が展示されています。
そして、その海藻は大きすぎて標本箱を飛び出し・・・
展示室の天井近くまで垂直に伸びたと思うと、そのまま水平に何メートルも伸びています。
決して妥協しない心意気が感じられます。紙にコピーしたりしない。
空には実物のクジラの骨格標本があります。
この骨の白さと、ガラスの無機質な透明、白一色の棚。
飾り気の無い静かな空間に地球の命が集合体として響きあいます。
科学的にも素晴らしい。
明日に続きます。
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