少しずつかわる裁判/法律は如何様にでも
久々に良い記事に出会いました。
困窮する人々を救った裁判官さんのお話です(キャッシュはこちら)。
でも、逆に言えば、この裁判官さん以外は、同じ法律の国に住みながら違った判決を出していたわけです。
厚労省の枠組みの肉付けを現場の医療者がするように、法律の現実社会での運用も裁判官さんにかかっているのだと思いました。
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以前、親の殺人事件があり、その特例として認められた判例が、その後も続いてしまっている弊害というものを井上元裁判官さんにお聞きした事があります。
他人への殺人より、肉親だから減刑というおかしな状態が続いているという事でした。
最近、肉親への暴力の報道が多くなっていますが、家族のぬくもりが失われて来ているのかもしれません。また、家族内でのやむなき事という事ではなく、非常に短絡的なものが増えているように思います。
こういったものに数十年前の非常に不幸な過去の判例をそのまま当てはめるというのはどうなのでしょう。
法律は一緒ですが、運用により異なっていくということだと思います。
医療裁判も難しい。
多くの同業者達は今日も人命を救うために必死に働いています。
お正月返上で必死に働いている仲間達から多くの賀状を頂戴しました。電話したところ疲れきった声でしたが、それでも、楽しい会話を交わしました。
裁判官さんには、医療裁判で是非とも、世間から乖離しない良い法の番人として存在する事を願います。
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