頭痛の治療/連発、連日の場合/片頭痛の連発
片頭痛は連発します。
毎日毎日頭痛がするのです。
我慢できない痛みに頭痛薬を買いに行き、ほぼ毎日内服してしまう。
B錠が効かないと、I錠にして、だめだとN錠を試してみる・・・
こういった場合、特別な治療が必要になります。
痛み止めによる頭痛も混じってしまっている事も沢山あります。
その方々のためのテーラーメード医療を準備する必要があります。
片頭痛が連発しているとき、
毎日頭の痛い時、
解熱鎮痛薬を連用しているとき にはその連発を止める工夫が必要です。
薬局で販売されている痛み止めのお薬では改善しません。
なぜ連発してしまうのか、そもそも片頭痛はなぜ起きて来るのか。
なかなか寝付けない、眠れないといった睡眠障害がくる事も多いです。
その仕組みを少し理解する事で、頭痛治療にも理解を深める事ができます。
神経と血管の仕組みを知れば、
その肩の痛みや、眼の上の顔の痛み、唇の周りの違和感、首の痛みが片頭痛とつながりのある事も理解できます。
私はphase controlとstratified careという2つの柱による治療法が良いのではないかと思っています。片頭痛の治療は進化しており、緊張型頭痛と片頭痛という縦割りでは不十分になって来ていると感じています。
その結果、沢山の方々が良くなりました。
片頭痛の連発の方は手強い方も多かったです。
でも、多くの方が卒業していきました。
時々の来院で良くなった、小さなお子さんを連れたお母さんは今でも忘れられません。本当に良かった。
彼女は小さなお子さんの手を引いて、涼しい晴れた日の今日、明るい芝生の土手を頭痛無くお散歩しているかもしれません。
数ヶ月前は頭痛のために部屋に閉じこもりがちだったのに・・・
頭痛外来の意味はそこにあります。
今日は、落ち着いた日です。
久々にブログを更新できました。
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