寝るカエル／カエルの本の決定版

栃木で採取したカエルを大切に飼っています。
いま、このアマガエル君は寝ようとしています。
カエルは寝るのです。

実は、アマガエル君たちは木の上等に住んでいて、水の中で暮らしている訳ではありません。

カエルは飛んでいる虫などを食べるので、飼育が大変と思われがちです。
光に集まっている虫を捕まえてケースに入れれば食べてくれますし、口の前に爪楊枝で差し出すと解凍した冷凍赤虫も上手に食べてくれます。

夏になったらコオロギを入れれば大丈夫です。

ハローウッズで森林学を学んだ先生から一番良いと勧められた本はこちら。

ずらーりカエル ならべてみると… 高岡 昌江 松橋 利光 アリス館  2002-05 売り上げランキング : 196649 おすすめ平均  Amazonで詳しく見る by G-Tools

ほとんど全てのカエルが網羅されており、傑作なのは、それぞれのオタマジャクシと大人のカエルの顔が似ている写真です。

オタマジャクシの顔がそれぞれ違うなんて初めて知りました。

アマガエルがほとんど水が要らなくて、葉っぱの上の水滴位で十分という事も知りませんでした。
実は、産卵やオタマジャクシの時だけ池の様な水が必要で、大人の時は陸地生活、というカエルは沢山いるのです。

そして、なんと、アマガエルは上手に冬眠させると、１０年！以上も飼い続けられるという事です。

きれいな緑色で、水滴を葉っぱからもらい、時々眠るカエル。

瞳が細長くなり、小さくなって、そして、眠ります。

ゆっくり見ていると殺伐とした心が癒されていくのが分かります。
身近でも知らない事が沢山ある事に気づかせてくれて感謝しています。

『心理学？』と聞き直した私を大笑いした森林学のお姉さんは、今日も淡々とツインリングハローウッズでカエルについてお話ししている事でしょう。
私は勧められた本を購入し、カエルについて勉強しました。

また、より深く森林学に付いてお話をお伺いしたいと思っています。

『私は森林の生き物も得意だけれど、森林についてならもっと詳しいですから・・・』とおっしゃっていました。

どの分野にも造詣を深める学問がある事にはびっくりです。
日々、勉強するのは面白い事です。

そんな事を思っているうちに、お腹が一杯になったカエル君はもっと深い眠りに・・・
オヤスミナサイ。