薬を減らそう!/それにはコツがある
薬剤は効果的なものを適切なタイミングで少量使うべきものです。
漫然と効果が分からない多くの薬剤を続ける事はよくありません。
少しずつ追加されてしまって、あるいは自分で追加していって、そのためにかえって具合があまりよくなくなることもあります。
薬自体の他の作用や、症状に合致していないからです。
薬剤はターゲットになる症状や疾患があるはずです。
薬剤が最高の効果を発揮するためには様々な使い方の工夫も必要です。
そういったコツも今日は多くの方々にお伝えできて良かったです。
たとえば、4種類以上、一日合計20錠近く内服されていた方を、毎日1種類の合計2錠と頓服薬1種類にすることができました。
症状はかえってよくなられました。
解熱鎮痛薬の連用によっておきてくる薬剤誘発性頭痛にさらに薬剤を追加するというよくないスパイラルに入ってしまっていたのでした。
やはりお薬の種類と量は少ないほうがよいです。
それにはコツがあります。それが大切な点です。
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