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2007年8月 6日 (月)

頭痛とめまい、肩こり

<8月のお休みのお知らせ>
8月8(水)/9(木)/10日(金)は休診です。
8月27日(月)は清水俊彦先生のご講演の司会をさせていただく事になりました。
そのため、午後の診療は6時半までです。よろしくお願い申し上げます。


昨日、頭痛のセッションがあり、重要なお話がありました。

独協医大の平田先生から、「片頭痛の始まる前、頭痛の間、頭痛のあとに肩こり、首の痛みが出る方は70-80%に上る」という重要な発表がありました。

肩こりは緊張型頭痛の専売特許ではないのです。
さらに、めまいも。

なんと、ちょうど8月2日に記載した内容そのものズバリでした。びっくり。

migrainous vertigo, 片頭痛性めまい症という概念についても発表がありました。

頭痛とともにおきてくる、肩の痛みやめまいのメカニズムはまだはっきりとしていません。

ただ、頭痛学会長の北里大学、坂井先生から片頭痛の肩や首の痛みは、「放散痛の可能性」という報告がなされていました。なかなか抜けない頭の重さは、「細い血管の症状かも」ということも大切なポイントでした。

メカニズムに戻って治療しよう!というメッセージはとても大切なものでした。

五十嵐先生からは、なかなか適切な片頭痛治療に到達できない、患者さんの ジレンマについてお話されていました。
MRIやCTで異常がなかったから、それで診療が終わってしまった方々・・・
頭痛は残っているのに・・・
きちんと診療を受けられる方が3分の1もいらっしゃらないというデータもありました。

ブレークタイムに今度セッションでご一緒する清水俊彦先生にご挨拶もできました。

鳥取の竹島先生にも久々にお会いできて、いつものフレンドリーな感じで、片頭痛の肩の痛みとアロディニアのお話ができたのはとても良かったです。

最後に、間中先生からご指名を受けて、今後の頭痛診療について少しだけお答えしました。

1.きちんとした特効薬にたどり着き、治療のコツまで患者さんにきちんとお話しすること
2.頭痛のメカニズムはどんどん明らかになっていて、それに基づいた治療をすること
3.薬物乱用頭痛から脱出していくためにお手伝いすること(とっても大変でも)
4.私見では、片頭痛は血管というより、中枢神経(脳や神経)の病気と考えていて、トリプタンの中枢作用などによりフォーカスが当たっていくだろうと思っている点

をお話しました。

間中先生から、クリニックや絵が入った拙書についても触れていただけて、本当に感謝申し上げました。

頭痛診療に携わる先生方はみんな優しい先生が多いです。
持続的に根気強く治療する、エキスパートです。

頭痛診療のトップの先生方にお会いし、最新の治療に触れられるというのはとてもうれしいことです。

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