福岡での学会/日本補完代替医療学会
福岡に学会に行ってきました。
澤山先生(九州大学准教授)のご配慮によるものです。
最近はチケットレスになり、携帯電話のバーコードをかざすだけのSKIPという方法になっています。
ポケットからチケットをだしたり、なくす心配をしたり、ということがなくなりチェックインに並ばなくても良いのはとてもよいです。
福岡空港は落ち着いていてとても良いです。
タクシーで会場に向かいました。
街からも近いのも良いところです。
福岡は飛行場も港も近くてとても良いです。
百年講堂というきれいなホールで開催されました。
日本中からたくさんの方々が集まり、熱気があります。
高脂血症と食育についてお話をしましたが、一緒のセッションの先生のお話がとても良かったです。
日清オイリオグループの青山先生から中鎖脂肪酸の代謝経路について説明がありました。
水溶性の中鎖脂肪酸は、胆汁酸によるミセル化が必要なく、直接代謝されていく経路をとります。どちらかというと、糖代謝に近い経路です。
脂肪、とつくと疎水性というイメージがありますので、目から鱗です。
次に私は、ω3を用いた高脂血症治療効果、食育のお話をしました。
肉による淡白、脂肪摂取が増えているため、脂質プロファイルが悪化していること。
魚消費量は落ちていないが、煮物や焼き魚が減り、魚のお食事の質が悪化していること。
国内での漁獲高がどんどん落ちていることが問題であると話しました。
私は、海に囲まれているのですから、自国でお魚をとり、それぞれの地方の地魚を食していく文化を大切にすべきだとお話ししました。
次に板倉茨城キリスト教大学教授による植物ステロールによるコレステロール低下作用についてのお話がありました。
人がエネルギーとして消費できない、自然界に存在する植物ステロール。
全く知らないお話でしたので、本当にためになりました。
その後の懇親会で、林先生(九州大学教授(総合診療部部長))や水田九州大学病院長さんにご挨拶してきました。
『ああ、ソーセージのお話しの先生ね。』とおっしゃってもらえました。
そういえば題目のところで撮っていないなと思い、撮影していただいた一枚。
実は、福岡はイカで有名なのだそうです。
いけすではあまり生きていられないのだそうです。
朝運ばれてきたものを出しているとのことでした。
透き通るイカ。
なんとこのイカを食べながら、東北薬科大学教授の只野先生とお話ししました。
栄養ドリンクのゼナを創ったことで有名な方とのことでしたが、ムイラプアマで有名なゼナの発明秘話だけでなく、なんと言ってもお話が面白い。
スイッチOTCのお話もお聞きできました。
創薬というのは、保険診療で用いるお薬に注目がいきますが、こういったOTCや、中鎖脂肪酸、植物ステロールなどにも当てはまるおもしろい分野だと思いました。
短い時間でしたが、とても密度の濃いものでした。
人々が健康に暮らしていくための方法というのは、とても裾野の広いものです。
総合的に見ていくことが大切だと思いました。
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