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2008年1月26日 (土)

充実の週末/新しい本へ

昨日は、東京都の医療関係、福祉関係の方々とお話をする機会がありました。
東京都でも、医療の問題にはとても悩んでいて、がんばってお仕事をされている事をお伺いしました。

お話した方々は真摯で、本当に気持ちの良いお話でした。

080126_16270001 そして、今日は、クリニックで書類の整理に追われ、その途中、有楽町へ会議に行きました。

新しい本の作成のための第一歩のためです。
八重洲富士屋ホテルの二階の陽の光の明るいカフェでお話ししました。

全く新しい概念の本・・・

そのために、ずいぶん長い間の醸成が必要でした。
意味の無い時間が流れている様にも思えました。
良い仕事のために『時間』というものが必要な事もあると感じました。

効率化、効率化と叫ばれますが、クリエイティブな仕事をするには、少し時間が必要な事があります。

私は同じ時間に沢山の事を重層し、短い時間で大きな効果を生む事がとても重要とも思ってきました。
無駄を省き、効率化を極めて行く。
そうで無ければ終わらない仕事が多かった。

でも、晴れた冬の今日、大切な事を教わりました。

080126_16270002 有楽町駅に帰る途中でも、いろいろ考えていました。

雑な文章を切り刻み、長さと形を整え、レイアウトを組んで印刷所に運ばれ、流通に乗り、システム化された非常に簡便なシステムで、毎日多くの本が出版されます。

そして単に消費されていく。

『読者を考え、本に愛情をこめる。作品に本物の血が流れ、初めて人々に愛されるようになる。』

今日、伺った話はとても心にひびくものでした。

大切にものを作らないから、そういう殺伐とした製品が多いから、逆にものを大切にしなくなっているのかもしれません。
あらすじだけを読んで捨ててしまう物も多いと聞きます。

すり切れるまで大切に読んでもらえるもの。

そういったものを作るためのスタートラインに立ったと思い、冬の晴れた空を見上げました。
数年かかりましたが、長い道のりの小さな一歩がやっと踏み出されたと思いました。

大切なものを気づかせてくださって、ありがとうございます。

充実した週末でした。

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