執筆中の本の内容と同じ事が/ジェネリック薬品名/薬品名+メーカーのみの名前でよい
いま、創薬をテーマに本を書いているのですが、その校正中でした。
その本の中で、ジェネリック薬品の薬品名についての問題について触れました。
東京医科歯科大学の医学部長、大野教授にインタビューした内容を書き起こしたものです。大学での苦労をお伺いした中のリスクマネージメントの話題の一つでした。
先発メーカーは薬品名に気を遣ってつけていますが、ジェネリックメーカーは自由につけています。
その結果、先発メーカー同士なら間違えない名前でもジェネリック薬品名と間違えてしまうと言う危険性が増しているのです。
今回青森で起きた事件は
先発薬同士なら アマリールとアルダクトン と言う薬剤の所が
一方が後発薬となり アマリールとアルマトール という名前に変わったために起きたものでした。
出版社に、様々な事例を提示した初稿を出して校正中の出来事で、予想したシチュエーションにそっくりなので、非常に驚きました。
皆さん、これ、何の薬かわかりますか?
アルマトール錠25mg 錠
ウルソニン錠25mg 錠
メルラクトン錠25mg 錠
ヨウラクトン錠25 錠
クデーン25mg 錠
マカシーA錠25mg 錠
アレキサン錠25mg 錠
ノイダブル錠25mg 錠
ピロラクトン錠25mg 錠
ラッカルミン錠25mg 錠
アポラスノン錠25mg 錠
ウルソニン錠25mg 錠
スピロノラクトン錠25mg「トーワ」 錠
スピラクトン錠「三恵」25mg 錠
すべて同じ薬剤、スピロノラクトンという利尿剤なのです。
同じ薬のジェネリックなのにこんなに多種多様の名前がついているのです。
「スピロノラクトン(一般名)+用量(mg数)+メーカー名」なら間違いなかったと思います。
スピロノラクトン錠25mg「トーワ」 錠
スピラクトン錠「三恵」25mg 錠 というのは良いネーミングです。統一されていませんが。
ジェネリック薬品に、メーカーが独自の名前をつける必要は全くありません。
この方式なら、ジェネリックメーカーがどんなに増えても、間違うことはありません。
ジェネリックメーカーの薬品名には猛省を促したいと思いますし、撤廃すべきだと思っています。著書にはこの事を記載していたのです。
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