冬の俳句/冬銀河
今、新年や冬の俳句を作っています。
ずっと昔、冬の夜、中学校の天体観測部の時に、公園の丘の上に走って登って行った事があります。
遅れて駆け上ってきた仲間たちの白い息。
見上げて暗闇に眼が慣れたとき、目の前に広がった星空は忘れられません。
思い出は空に昇り、透明な結晶となり銀河になる。
その時の小さな僕らの息は氷結して星になりました。
君の息 空に昇りて 冬銀河 優仁
宇宙や物理法則は真実を湛えたまま存在し続けます。
部員の一人が魔法瓶に入れてきてくれた紅茶の温かさを思い出します。
儚い自分を思うと、傍にいる人々のぬくもりを大切にしたくなる物です。
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