暮れゆく夕方の光の中で/暮らしの哲学 池田晶子さん
今日は夕方の空き時間に本を読みました。
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夕方の光の中で、池田さんが語りかけてくるようです。
春は残酷だ・・・に始まる文章。
人々に宿る普遍的な心理を考える哲学。
哲学はこういった普遍的な物なので、普通の生活の中にも潜んでいます。
ご講演も声も聞く前に池田さんは亡くなられてしまいました。
でも、彼女の思いは文章となり、普遍的な結晶となっています。
生の声では君は本心を語らなかったけれども、詩の中では本当の君が現れていた
という弔辞の詩を拝読したこともあります。
静かな夕方でした。
今日は日本放送の方がインフルエンザの取材にいらっしゃる予定です。
静かに落ち着いて話すことができそうです。
池田先生、ありがとうございます。
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