不整脈について/明日の産経エクスプレスのコラム/ドイツの恵まれた医療環境
明日の産経エクスプレスのコラムは、急遽差し替えで不整脈についてお書きしました。
脈の乱れ、不整脈は治療が必要かどうかが最も大切な点です。
そのことについてお書きしました。
週末には、ドイツの医療システムについてのお話しをお伺いできました。
各科がそれぞれ独立した集中治療室を持っていて、医師も看護師も潤沢に勤めていること。
勤務交代後はサッカーをしてから帰宅するそうです。
職員が疲弊せず、精神的、肉体的に健康を保っている。
患者さんの環境も良い。
私は当直あけ、疲れ果てて動けなくて、なんとかカップラーメン食べて帰宅していました。
さらに、それぞれの病室は個室が基本であることをお伺いしました。
それに比し、日本では病院か、病院へ行く道路の整備が必要とか、不毛な議論が続いています。実は、箱物も道路も必要なく、スタッフの増員とソフトの効率化がもっとも必要です。それを支える財源も無いため、医療経済が疲弊して病院が解散していっているのです。
病院と、それに繋がる道路を造ってもゴーストタウンになるだけです。
和田秀樹先生は、地方にそれぞれの研究機関や、がんセンターを作れば自ずと必要な作るべき道が見えてくる、と論壇上でおっしゃっていました。
まさに正論。
何かを作っても、その作った物が何かを新たに生み出さなくては意味が無いのです。
日本の政治家さんは目の前のまとまった利益よりも、長期的な高い見識を持ってもらいたいと思います。ロングテールの利益の方が広く大きいものです。
ドイツの道路は200km/hでとばしても大丈夫な性能を誇っているそうです。
ビジョン無く、つぎはぎの工事の結果の日本の道路はそういった性能も持ち合わせていません。何を創りたいのか、そのビジョンがないため、全ては砂の上にまいた水のように無くなってていってしまいます。
ドイツの話をお伺いして、ため息がでてしまいました。
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