毎日薬を飲んでも頭痛が治らない/「カタカタ説」
「なんで私のことがわかるんですか?」とおっしゃる方に幾人もお会いしてきました。
最初はたまにの頭痛だったのに、頭痛薬をのんですぐ治るずつうだったのに、効かなくなってしまった。
寝ても治らなくなってしまった。
薬が増えてしまっている。より強い薬を探している自分を見てあぜんとする・・・
こういった場合、普通の市販の薬ではよくなりません。
片頭痛はきちんとしないとどんどん悪化することがあります。
さらに、痛み止めは頭痛を起こします。薬物乱用頭痛と呼ばれます。
つまり、やっかいな頭痛の「2階建て」と言うわけです。
これらの呪縛から逃れるためには、専門の治療が必要です。
一度、「呪縛」から脱出した「卒業生」は僅かなメインテナンスだけで、激しい頭痛とはお別れできます。
もともと薬の必要のない体を取り戻すということが重要なのです。
その頃になると、肩こりも無くなっていることに気づきます。
つまり、肩こり→頭痛 ではなく
片頭痛→肩こり だったのです。
肩→片ではなく、片→肩だったわけです。
良く患者さんに説明する「カタカタ説」です。
そして良くなる。
こういった良い状態を維持するには、継続的な道具も何も必要有りません。
頭痛自体が起きないのですから。
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「03.頭痛、神経内科」カテゴリの記事
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