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2009年6月18日 (木)

新型インフルエンザでも自宅療養/もう区別はしないという意味

新型インフルエンザであっても自宅療養する方針が決定しました。

さらに、正式な発表がなされ、原則として遺伝子検査はしない方針となりました。(6月19日追記)

発熱者が発熱相談窓口に電話し、「お近くの医療機関へ」といわれ、普通の外来にいらっしゃた患者さんでもインフルエンザ陽性が散見されていたようです。

多くの方々は、こういった時にはDNA検査までして新型かどうか追求すると思われているようです。
遺伝子検査は多大なコストと手間と時間がかかるので、全員に行うのは非現実的ですし、タイムラグがあります。
そのため、結果が出るまで治療を控えるというのは良い方法ではありません。

今後、簡易キット陽性患者さんは「新型かどうか」を判断されること無く、季節性の通常のインフルエンザと同様に「自宅待機」を中心とした治療になっていくことを示しています。

たとえDNA検査まで行っても、陽性でも陰性でも、治療は「自宅療養」で一緒なので、一律行わない方向へ向かうのではないかと思います。

今回の発表は、そういった意味も含んでいます。

A型陽性といわれたときに、季節性のA型、トンフルの両者の可能性があるワケです。

つまり、1シーズンに季節性A型、トンフル、B型と3回インフルエンザにかかる(季節性Aを複数回ならもっと)可能性があります。

2009-2010年の今シーズンは季節性の流行具合にもよりますが、インフルエンザ患者さんが増えるのではないかと思っています。

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