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2009年8月28日 (金)

ビジョンの必要性/新型インフルエンザワクチン

どこかを削って、どこかに回す話のバリエーションが議論されています。
結局、普通に働く多くの人には増税になる予定のようです。

もう少し、日本ならでは方法で、自分の経済圏を大きくしていく話が必要です。
それが、未来への希望が持てる本当の話です。
工業、農業、科学 どの分野でも。

例えば、インフルエンザワクチンもビジョン不足のよい例です。
昨年のブログの記事をお示しします。
いまさら、ワクチンが日本で足りないなんて言っているのは不思議です。
数年前から、タミフルの備蓄だけでは不完全であることが指摘されていました。

ちゃんと設備投資を行っていれば、海外に無償でお渡しできるぐらいの力があったでしょうに。
半年あれば、自国できちんと検定したワクチンを作成できたはずです。

いまさら投与すべき人は誰かを相談しているのでは間に合わない。
ワクチンができる10月頃にはピークを超えてしまっているでしょう。
今回は「流行を抑えるワクチン」にはなれないでしょう。

タミフルが「体に居るウイルスを殺す薬ではなく、細胞からウイルスが離脱するのを防ぐ薬」である以上、抗ウイルス薬は感染防御にも、重症化改善にも制限があるわけです。
ワクチンでかからなければ、感染症は広がらない。
そこが薬とワクチンの全く異なる点です。

強毒性インフルエンザではないことが、まだ救いでした。
これも、国家が計画すべき、感染症に対するビジョンの一つでした。

手洗い、うがいは大切ですが、「個人の努力が足りない慢心」からインフルエンザが流行し始めているという認識は誤っています。
幾度も指摘したように、このウイルスは弱毒ゆえに、感染者が移動しやすく、蔓延することで生き残りをかけるタイプのウイルスであると考えられます。

つまり、流行していないように見えたときにはサブマリン的に蔓延していたわけです。
季節性インフルエンザの流行とくらべ、早めにずれたことが幸運であることを願います。
一度、新型にかかられた方は、もうかかられないでしょうから。

新政権の危機対策への対応がまず試されます。
海外へのアナウンス、国内への対策。問題山積みです。

未来を予測したビジョンへの展望を持っているか否か。
どこかを削って、どこかに回すだけというのでは、失望感が広がるだけでしょう。
早ければ、年末には既に失望感が広がっているかも知れません。

この心配が杞憂になるように、国民が困窮しないように、日本の国力が上昇するように、がんばっていただきたいと思います。

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