JIN/仁 の面白さ/過去に戻る物語の結末/バタフライ・エフェクト
結構、JINは面白いです。
江戸時代の話ですが、カラッとしていて、ハイカラな感じがします。
蝶の逸話などは、バタフライ・イフェクトと呼ばれるものを、そのまま直喩していてベタな感じですが、それでも飽きることなくひきつける工夫がなされています。
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蝶の翼が起こすわずかな風が未来、大きな変化をもらすきっかけになるかもしれない、という考えです。
何気ない選択、考え抜いた選択、そういったものが未来を作っています。
千里の道も一歩から、 玉磨かざれば光なし です。
宇宙からみれば、私の人生も一瞬であり、私の玉も岩石のひとつに過ぎないと思いますが。
主人公が過去に放り出され、未来を変えてしまう物語の結末は、論理的には3つしかありません。
1.(歴史の途中がちょっと変わってしまっても)結局何も無かったことになる
2.別な未来に変わってしまう(主人公、もしくは観客しか知らない別なパラレルワールドの選択)
3.未来は少し変わっているが大勢に影響ない
私はJINは1になるのではないかと思っています。
バタフライ・エフェクトは2の典型で、どのパラレルワールドを選択しても、友人を救えない絶望が描かれています。
観客である私たちが知らない登場人物であれば、2や3でも良いでしょう。
でも、誰もが歴史を知っている有名な坂本竜馬さんが登場してしまっている以上、派手に歴史を変えることはできません。
そうであれば、1にならざるを得ないと思います。
過去に放りだされたことによる未来の変化により、過去に放り出さざるを得ない状況になると思います。
理由があり、過去と未来の行き来を繰り返すという循環になるのではないかと思っています。
ちょうど、ターミネーター1と似たストーリーです。
時々挿入される、キーになる胎児の画像は、すべてを見通す意思を持っているように感じられます。
もしかすると、彼(もしくは彼女)が色々な物事を引き起こしているのかもしれません。
いずれにせよ、次回の最終回が楽しみです。
医学的なことはおいておいても、人のドラマとして面白いと思っています。
どの人も蝶の羽ばたきを行いながら暮らしています。
どんなに小さくても、ひたむきに良い風を起こすように努力したくなるドラマだと思っています。、
忙しくても、タイムシフトしたり、分割して色々なデバイスでドラマが楽しめるようになったのはすばらしいことです。
私は、こういったデバイスを開発された方のバタフライ・イフェクトの恩恵に浴しながら、生活させて頂いています。
綾なす縄、とは正に言いえて妙な表現です。
縄になってしまえば、深い部分の糸を組み替えることは不可能ですが、縄は常に作られ続けているからです。
かみしめるべき言葉だと感じています。
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