iPad 登場/注目のCPU A4/さよなら、競争者たちよ
思ったよりポートが充実しているのと、黒枠が画面の周囲にある形でした。
名前はiPadでした。
裏側が少し曲面を描いています。
名前の予想は外れてしまいましたが、ガラスが金属枠のギリギリまできているところなど、だいたい当たった気もします。
ドックの端子やスピーカーの穴があったりして、JobsがマッキントッシュやNEXTで目指した完璧なクローズドな躯体の美しさは今回は見送ったものと思われます。
ユーザーが増えたアップルは、たぶん、キンドルなどへのキラーデバイスを目指し、一般に使いやすい形にしたものと考えられます。USBも準備されています。
USBはなさそうで、そぎ落としの予想も当たっていたようです。
音楽を制圧したアップルは、出版を制圧するためだけにこれを出したともいえます。
アップルはこれからはスタンドアローン・コンピュータの造形の美しい高価なマシンを造るのだけではなく、ゲームを含めた聴覚と視覚のエンターテインメントをすべて制覇していくという明確なビジョンが示されています。
ハードウエア・メーカーだけでなく、エンタメのデリバリーシステムの元締めという立ち位置を固めていこうとしているわけです。すごいことです。
挑戦するものにしかチャンスは訪れない。
日本のキャリアは、ガワのデザインや防水、カメラ、ワンセグなんて騒いでいるうちに、はるか後方に置いていかれてしまいました。そんなもの、本質的でない、すべて付属品の部類のものです。挑戦しない者にはチャンスは無い。
すでにテレビはリアルタイムあるいはタイムシフトしてウエブを使って鑑賞できるので、iPad 3Gが出てしまえば上位互換になってしまいます。おしまい、という感じです。
驚きはA4というアップルが開発したCPUが使われている点です。
ARM Snapdragonになるのではないかと思っていたので、びっくりです。
ハードウエアでも、Intelの強力なライバルになるかもしれません。
テレビにしか行けなかったCellと良い比較になるでしょう。
ソフトキーボードで文章を打つのも近未来的ですし、本をめくる姿も本だなも美しい。
キンドルと同じ価格なら、購入すべき選択肢はこちらでしょう。
本のページをめくるの、やってみたいなぁ と思わせるところがアップルです。
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