頭痛と中枢性感作/Pilgrim Eric Clapton
頭痛の痛みを修飾しているもの、あるいはその本体は中枢性感作と呼ばれるものです。
人間の脳を形作る神経細胞には閾値(いきち、しきいち)と呼ばれるものがあります。
やってきた刺激が、閾値以上ならスイッチオ・オン、それ以下ならどんなに近くてもオフとなります。
そして、複数の神経細胞が回路を作っている脳には、スイッチ・オンが続くと、連続的にオンになる仕組みが備わっています。
この“閾値”と“回路”の話がとても重要で、外来ではいつもその話をしています。
どの方も、きちんとその意味を理解することができます。
大切なのは“言葉”なのだと思います。
今日は休日でしたが、大切な話を社労士さんとしました。とても重要な話でした。
クリニックの電子カルテのアップデートや、中のいろいろな仕事を終えました。
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今日は初夏のような晴れた日でした。
事務作業中、神経細胞内シグナル、特にNFκBやCREBなど核転写因子をルシフェラーゼを用いて培養細胞で実験していたときに、独りで培養室でよく聴いていたクラプトンのPilgrimの中のCircusをずっと聴いていました。
この曲の風景が夏の夜の海辺のサーカスのようだからです。
やっとお店に伺うことができて、夏服も手に入りました。
ジェネレータになってくれている方への感謝を明日お話することにしています。
これまでのこと、そしてこれからへの願いをこめて。
心からの感謝の言葉を。
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