東京医科歯科大学神経内科の記念の式典
東京医科歯科大学の神経内科は30周年を迎えました。
ホームページもリニューアルされ、洗練されたものに変わりました。
会合は、御茶ノ水駅からも目立つ、MDタワーで行われました。
初代教授の塚越先生はじめ、金澤一郎先生、柳沢信夫先生、葛原茂樹先生といった錚々たる先生方がいらっしゃいました。
お話する時間を頂いたので、先生方の前で緊張しながら少しだけ『桜』のお話をさせていただきました。
硬い樹皮の下で、美しい桜色は作られ、花びらに届けられます。
一見、華やかで美しく咲き乱れる花。
その花の美しさを支えているのは、幹や枝なのです。
ですから、普段からお手入れをして、良い木にしなければ良い発色になりませんし、花の咲き具合も悪くなってしまいます。
咲いていない時期の木の管理がとても重要です。
同時に、花びらは結果であり、目立たないところの木の努力が必要なわけです。
内科医を目指すのであれば、医科歯科の神経内科はとても良い選択です。
臨床も基礎研究も、関連病院の質もとても素晴らしいものが有ります。
多くの優秀な先生方の力の賜物です。
「私は野辺に居て、そういった立派な花へ色を送り続ける、存在になれたら喜びです」とお祝いのメッセージをお送りしました。
暗いのですが、左が順天堂大学、右が医科歯科です。
順天堂大学に細胞培養をしに行ったことや、世界初の剖検例を報告した頃を思い出します。
たくさんの祝辞をお伺いしました。普段お会いできない先生方ともいろいろなお話をさせていただき、握手もしていただきました。
その中でも、
『組織は、構成する個人が最大の努力をして、挑戦と変化を行い続けなければ必ず滅びる』という、ある先生の祝辞は、私の胸に一生のものとし
て刻まれました。
一つずつの仕事を丁寧に行い続ける必要を再確認しました。
帰り際、聖橋が水面に揺れて美しかったのが印象的です。
慣れてきたクリニックのスタッフにも、一緒に気持ちを引き締めるようにお伝えしました。
桜の葉は、辛抱強く塩の中で発酵させると良い香りを生み出します。忍耐強く、医局員を育て続けてくださった教授をはじめスタッフの方々にはお礼の気持ちでいっぱいです。
記念式典は医局の先生方の大変なご尽力のたまものです。
良い機会を与えてくださった事に、感謝の念が耐えない一日でした。
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