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2010年12月26日 (日)

天から降る声 / エリジウムの乙女 / 今年の第九

No9今日は、年末、不摂生だった自分を反省し、
午前中、走って泳いだ後、
ご招待頂いた第九を聴きに伺いました。
さっぱりして聴きに行きたかったからです。
指揮者も、素晴らしかった。

何よりも、第九の歌詞にあらためて感動しました。
主観がかわると、カントのいう直観も変化するものです。

Freude, schöner Götterfunken,
Tochter aus Elysium,
Wir betreten feuertrunken,
Himmlische, dein Heiligtum !
歓喜、花火のような美しき神々の輝き
エリジウムからきた乙女(に導かれ)
我々は炎の魂に酔って、
天空の聖地に踏み入れる!

エリジウムは英語ではエリシオン、
ホンダの車の名前にもなっている
煩悩から解放された喜びにあふれる楽園という意味です。
まさに、そういった出来事をリアルに経験するからこそ、
人生は分からないものです。

さらに、

Froh, wie seine Sonnen fliegen,
durch des Himmels prächt'gen Plan,
laufet, Brüder, eure Bahn,
freudig, wie ein Held zum Sigen.
喜びよ、 太陽が天を駆けるがごとく
壮麗なる天の軌道を駆けるがごとく
駆けよ、兄弟たちよ、君らの道を
喜びに満ちて、勝利に進む英雄のごとく

何回聴いても素晴らしい歌詞です。
そして、今回の合唱は、
フォルテの部分がピンポイントで頂点が合っていた気がします。

そのため、「鐘を打ち鳴らすように」天上から声が響くように感じました。
指揮者と一体化するこのような第九の合唱は
未だに聴いたことがありません。
素晴らしい仕上がりです。
大きなホールがそのたびに、ビリビリ言うような感じで、
観客のみなさんもその波に完全に飲み込まれていました。

東京二ユーシティフィルの方々の音は、
バイオリンやビオラ、管楽器は明るく、
しかも、低音がしっとりとズッシリとしっかり支える大好きな音色でした。
コントラバスの低音は特筆すべきです。
なめらかな、ビンテージのスコッチとビターチョコレートのような感じです。
素晴らしい。

私は来年も、
願いがかなうならエリシオンの乙女に導かれながら、
運命の輪の中で未来を切り開いて行きたいと思いました。
労音の方々、本当にありがとうございました。
とても大変な作業だったと思います。
その大変な作業な分、人々は確実に感動しました。

冬の晴れた空から、
歌声がいつまでも聞こえてくるようでした。

明日、あさってでクリニックの診療は今年終了です。
私が気を引き締めてしっかり一つ一つの作業をこなし、
焦らず、チームワーク良くこなせること願っています。

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