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2011年4月 3日 (日)

造血幹細胞移植 / 今やらなくてはいけない / ステートメントとして

被ばくすると、骨髄が障害され、
血液が作れなくなります。

骨髄には、どんどん血液を作り出す
造血幹細胞
という細胞が住んでいて、私達の命を支えています。
放射線はこの細胞を障害するのです。

被ばくしてしまって、
体から居なくなってから採取することはできません。
作業されている人の命を守るのなら、
危ない作業に従事させるのなら、
上司の人は出来る限りの安全を確保してあげるべきでしょう。

ところが、医療界の提言や政治家の意見を
原子力安全委員会が拒否したというのです。
準備もできているというのに。

このような考えの人たちが原子力を運用しているのなら、
なにか問題があったとき、
国民にも同じ判断をすることでしょう。
背筋が凍ります。

ぞっとする光景が展開される前に、
いまのうちに、備えておくべきです。

もう、プライドなんていらないでしょう。
安全には手間とお金がかかるものです。
そして、タイミング。
今やらくてはいけない。
造血幹細胞移植は全てではなく、
放射線による脳障害などには効果ないとしても。

一丸になって、
できるだけ、人がこれ以上傷つかないようにするべきです。
傷ついたら、十分な治療を施すべきです。
もし傷ついた人が出たときに、
どこかに閉じ込めて、隠蔽することだけは避け無くてはいけない。

今後、万が一、遅発性の放射線による脳神経障害が問題になっても、
オープンにして私達の社会で支えていかなくてはいけない。
私達の命を守るため、
作業してくださった人々なのですから。
事故処理も含めて、
私企業1社での対応の限界でしょう。

全国の原子力を管轄するシステムは社会に対して、
「作業員も、国民も守る姿勢があります」
というステートメントを行い、安心感を生み出すべきです。

医療も含め、科学技術は、
それを運用する人々のマインドにより、
危険性は増減するものです。

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