長老にお会いしました / 天網恢恢疎にして漏らさず
人生とは不思議なものです。
色々思い悩んでいたときに、
たまたまいらっしゃいました。
不思議なものです。
雷雨の予想がなされていて、
患者さんがすごく少なくて時間があるときに
そんな中、たまたまいらっしゃいました。
ゆっくりお話できました。
丸の内で開業されている弁護士さんから下町の議員さんまで、
地元密着の区役所の方など、幅広い話題で笑わせていただきました。
以前お会いした九段の厚生労働省の方のお話にもなりました。
婦人会や民生の話も面白いものがありました。
世の中をみている長老の目は
天網恢恢疎にして漏らさず、といった趣です。
清冽な水が流れるような時間でした。
豊かな時間が突然流れ始めた時でもありました。
東京医科歯科大学から免状が届いた日でもありました。
NHKを偶然つけたら、クリニカルカンファランスみたいな映像でした。
よく見てみると、指導医は、
30周年記念で講演会をご一緒した先輩の神経内科の池田先生でした。
ビックリ!
池田先生は不思議な先生で、
世の中の因習を排除し、真実を愛するフリーダムな方です。
その日の番組は、アルコール多飲者の低カリウム性ミオパチーの話でしたが、
少数の研修医の先生方が正解にたどり着いていました。
ミオグロビン尿の褐色尿がヒビテン色だったのが、
NHKにしてはちょっと惜しかったです。
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私の恩師、大石先生が大河ドラマで、
本当に細かいところまで史実にあたり、真実を探求し、
ビジュアルにこだわっていたのを知っているだけに、
惜しいの一言です。
大石先生は、ワープロなどない時代、
一字間違えただけで原稿用紙数百枚を何回も書きなおした伝説を持つ
真摯な方です。
長老や池田先生、大石先生といった
ストイックなそういった方が世の中を支えているのだと思っています。
本当に不思議な日です。
私自身は、患者さん中心の新しい医療を
一歩ずつ謙虚に生きることの大切さを改めて自覚した日でした。
明日は泳いだあと、診療に向かおうと思っています。
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