Blue Seastar/Linckia laevigataとGiant clam/シャコガイと虹
砂浜を走る前に泳いできました。
シャコガイ、Giant clamは外に出ている部分に
遅まきながらいろいろな色があることに
初めて気が付きました。
海の中だと濃紺から青に見えます。ところどころの白い線の様なところは、光を反射して綺麗に真っ白に見えます。細いけれども白のエッジが効いていて素晴らしいバランスです。
こちらは緑色からひすい色のようなシャコガイ。白の部分はグラディエーションしたドットで柔らかな印象です。
シャコガイは必ずしっかりと周りに固着しています。
隙間の中で大きくなっていくので、
周囲と完全に一体化しています。
シャコガイのいろいろな色は、
共生している藻類の種類とも関係しているそうです。
シャコガイは増えた藻類を光よけとしながら食べて栄養とし、
藻類は、光の届くところに固着したシャコガイと共生することで、
光合成を安定して行え、外敵からも守られる。
シャコガイの美しさの秘訣は、人知を超えた
藻類や周りとの協調した生命のリズムにあるのだと思いました。
藻類の色がもともとは白身魚の鮭の色を作ることを、
「紅鮭は赤身?」という題で新聞のコラムにお書きしたことがあります。
海は我々には見えないプランクトンの天国です。
Blue Seastar、Linckia laevigataです。
本当に青くって、
海の青さを凝縮して星にして海底に置いた感じです。
泳いだあとはラン。
ランニングシューズに伝わる砂の感覚が気持ち良いです。ひたすらに走る。
海岸に打ち上げられてもサンゴも美しい。
いろいろな藻類のすみかにもなっています。
トレーニングあるいはダイエットで走るというより、
美しいものの中で共に走る、という感じです。
ただ単にシャッターを切るだけで、
美しい情景が広がっている。
自然をそのまま残す大切さを実感します。
ここ数日、連日虹を見ることができました。
今回の虹は、
海の真ん中から立ち上がりました。
虹は実態がなく、
水滴のプリズムが空に写した虚像と思いがちですが、
今回、海にも反射している姿を見ることができました。
不思議な感覚です。
走り始めたときに、海をまたぐ虹をみて、
引き返してくるときに再度この虹をみました。
海から弧を描く虹は何回見ても美しいものです。
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