日本テレビの方が取材に見えられました / ジブリと岡田斗司夫さんのコラム
今日、日本テレビの方が取材に見えられました。
頭痛や神経痛についてお話致しました。
体の不調がお天気の変化で来ることが多くあります。
天候の不順による、体調の変化について患者さん方とお話しをすると、
人間は自然界のほとりで生きていることを
実感します。
自然界の中の人間のありかたは、
ジブリの映画でも良くテーマに取り上げられます。
今週発売の週刊アスキーの前半に掲載されている、小松左京さんの意思は『日本沈没』はレトリックで、そこから這い上がって、日本人はハッピーエンドになるべきという意思がこめられている左京さんの話題は面白かった。
巻末の岡田斗司夫さんの辛口のコラムでは、
ジブリのお話が取り上げられていました。
少し、正しいのではないかと思いますが、辛口すぎな気がします。
私は、そこであきらめないで、
その先の考察の方が大切なのではないかと思っています。
失われたものを訴えるよりも、
宮崎駿監督自身が、船長として魂を解放することのほうが、
人々にとって必要なことだと思っています。
また、2Dの手描きアニメは、絶滅することはなく、
根こそぎになることもないでしょう。
CGが発達しても、シンセサイザーが発達しても、
美しい日本画や油絵、クラシック音楽が廃れることが無いことと同じです。
人の魂が、研ぎ澄まされた絵や音楽で、
人の心を揺さぶり続けるなら、
その手段自体がどんなにアナクロニズムであっても消滅することは無いことを
歴史は示唆してくれています。
アップルコンピュータが何をしているのか、
考えなおすと良いと思います。
彼らは、アナログで生きる人間の感性に素直に従うデバイスを
ひたすら追求し続けているのです。
ですから、心に訴えるバディのようなデバイスとして研ぎ澄まされていく。
コンピュータやデジタルの発達は、アナログを消滅させるのではなく、
デジタルデバイスがアナログに誤差なく追随する未来を見せてくれたのです。
彼らこそが人間というアナログを最も尊重していると考えています。
一見、逆説的に見えるのですが。
デジタル対アナログではないことが重要です。
ピクサー対ジブリという構図は生まれない。
哲学はそれを生み出す
それぞれの本人の心にしか存在しません。
一番悲しいことは、人の心を揺さぶる、その魂が失われてしまうことです。
それを、ジブリさんは忘れてはいけないと思っています。
それを失ったときに、手段自体も消滅する。
それを失わなければ、担い手は誰でも大丈夫。
こういった仕事に、
人の心を穿(うがつ)ゆらぎなきエネルギーは必須です。
それさえあれば、大丈夫だと思っています。
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