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2011年10月11日 (火)

ジョブズと禅 / 穏やかな心のクリエイティビティ

アップルのスティーブ・ジョブズはかつて、

「市場のマーケティングなんて必要ない。
自分が望む物、素晴らしい物を新たに創ることが必要。
新たな素晴らしいテクノロジーが具現化された
アップル社の実物を目にして、
初めて人々の概念は変わっていくのだから。」

という内容を語ったことがあります。
さらに、

「ライバル会社には文化がない。
それが社会から愛されない致命的な欠陥だ。」

と語ったともされます。

「自燈明 法燈明」
という言葉があります。

今日は月が出ていました。

月は常に存在しています。
曇ったり、見えなかったりするのは、
地球の日本の東京の空の状況や、
そもそも私が空を見上げない、
あるいは、目に写っても月を観ないという、
月(真実)以外のかってなものの影響によるものです。

月は常に存在している。

永久の時間、
ジョブズは思うところを実践して、
この世界を旅をして還っていきました。

私は、
誠実に、
そして、ひたむきに謙虚に
生きて行きたいと思っています。

手塚治虫のブラックジャックは、
医師免許をはじめとして、
全ての権威を自分から破棄して、
自分の実力以外のものを全て捨てて、
患者さんの症状に常に実直に向き合う、
人間のなすことの限界を知る謙虚な人でした。
それでも、全力を尽くし続けた。

そこに、人間としての生き様がある気がします。
テクニカルな情報をお伝えすべき講演会の連続の中で、
私は、いろいろな地域の
患者さんの悩みと一緒に悩み、
一生懸命治療に当たられている先生から
ブラックジャックの心のかけらを分けていただいた気がします。

必死に、いろいろな先生方と話すということは、
テクニカルな話を超えて、
医療や治療の哲学を語ることに
必ずなっていきます。
それが栄養になる。

今日は、スタッフたちに支えられて、
連休明けの多くの患者さんを
心乱すことなくきちんと診療できました。
スタッフの素晴らしさを実感できました。
いつも感謝していましたが、
心が整うと、感謝の気持ちも変わるものです。

仕事をさらに磨くために大切なこと。
それは、耳を澄まして、
心や物の無駄をそぎ落とし、
直観を磨くことだと確信しました。

ありがとうございます。

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