いつも心のどこかにいた 天才 / 晴れた日に涙 / so very sorry to hear of your loss / Requiescat in Pace, Steve Jobs
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医学生のころから、アップルは常にそばにありました。
ジョブズの作る、クローズドだけれども美しい製品は、
群を抜いて素晴らしいものでした。
今では当たり前のフロッピーディスク無し、
USB、無線LANは彼が導入したものでした。
こんなにも電子デバイスを女子が使えるようにしたのは
大きな功績です。
今ではiPhoneが夜のニュースで普通に流れ、
コンビニでitunesのカードを売っています。
ひっそりとSE/30を使っていた頃から考えると、
アップルが市民権を得るなんて、夢のようです。
講演会もキーノートの美しいスライドで、
プレゼンもMacBook Proで普通にできるようになりました。
神戸も、仙台も大丈夫でした。
今週の沖縄もマックと伴に移動するはずです。
UNIXから派生したNEXTをOSーXにして、
堅牢で美しいインターフェースのOSを創り上げたのも彼の仕事でした。
寡占することだけで利益を独り占めにして、
利益を上げるというつまらない仕事ではなく、
新しく美しいものを創ることだけに疾走しました。
利益を上げるための手段としてプロダクトがあるのではなく、
人間の頭脳が感じる快楽を形にするという結果として、
プロダクトがありました。
哲学があったのです。
購入した人々によろこびがあった。
仕方無しにお金を払うのではなく、
割高であっても、自らすすんで購入しました。
自分のために。未来のために。
ハードウエアもソフトウエアも、美しいアップルのなにもかも
彼が創り上げたものでした。
アップルはいろいろなデザイナーを発掘し、
数多くの名品を世におくりだしました。
光の透けるemateのシェルは今でも美しい。
その後のボンダイブルーやトランスルーセントにつながります。
最近では、やっと経済的にも成功し、
彼の考える概念を効率よく具現化出来る体制になってきていました。
もう、彼の概念を具現化したプロダクトが見れないと思うと、
彼の自慢気に自分の製品を披露する
クイックタイムのプレゼンのムービーが見れないと思うと、
今日は、泣きたい気持ちです。
曲をぶち切れにランダムにするだけのソニーのシャッフルは、
ウインドウズに似ています。
人の琴線に沿うように曲順を変えるという、
アップルの
素晴らしいシャッフルやジーニアスの人工知能に浸って、
Steve Jobsの思想に思いを馳せて
心に涙をながすことにします。
次の世代に
彼の思想は引き継がれていることでしょう。
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