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2011年12月

2011年12月31日 (土)

ありがとうございました

今年も終わろうとしています。

至らぬところを
たくさんの方々に支えていただきました。
そういったお力添え無くしては
過ごせない日々でした。

心から御礼申し上げます。
感謝の念を新たにしております。

2011年12月30日 (金)

走りこんでいます / 考えをまとめる

Zendera 走るといろいろなことを考えます。
防水のiPodも使っていましたが、
最近は何も付けずに、
頭に浮かぶことに集中するようにしています。

近くにきれいな禅寺があり、
その周囲を走ると、
落ち葉の匂いがしてよいものです。
Loccitane
年末に運動不足でダブついてしまった分、
ゆっくり走って体を回復させています。
走っている間は、
足や手の筋肉だけでなく、
関節の状態、呼吸や拍動など体からいろいろな情報が伝えられます。

足の筋肉が疲れてきているならペースを落とせばよいし、
拍動数が速いなら脱水気味なのかもしれません。
逆に、呼吸数が自然に上がったり下がったりして、
脳が炭酸ガスや酸素必要量をモニターしている不思議を感じます。

運動はつらくなく、
習慣化して継続していくことが大切なので、
脂肪を異化してエネルギーにする酵素のことなど
からだのしくみについて
いろいろ考えています。

また、走ったり泳いでいる最中は、
考えがまとまりやすく、
いろいろなことを考えています。

Winter 冬は寒く乾燥しています。
東京では7−8度なので走って温まってくると
ちょうどいいぐらいの寒さです。
年をとってくると
皮膚はきちんと保湿と油分の補給が必要です。
足の裏やかかとが割れたりします。

最近はスキンケアのクリームもきれいな入れ物に入っています。
これはお世話になっているロクシタンの
アーモンドオイルの入れ物です。
底のガラスの厚みが美しい。

元旦は初日の出の時間に
きちんと走れるようにしたいと思っています。

2011年12月29日 (木)

6X8と8X6どっちも正解 / 何を計算しているの?

『6人に8本鉛筆を配る掛け算の式は6X8であって、8X6ではない』
という話題を見ました。

こう見てみましょう。
8人がテーブルに座っていて、
6本ずつ配る。
配った鉛筆は6本+6本+・・・と増えていき48本になります。
6本ずつ増えて8回分あるので6(本)X8(人)が式。

一方、
8人全員に一本ずつ配ることを考えてみましょう。
全員に1本目を配れば8本。
8本(手持ち1本)+8本(手持ち2本)+・・・
8本ずつ増えて6回で終了なので8(本)X6(回)が式。

どちらも単位は◎本を繰り返すので、48本となり正解です。
数式にすると単位が隠されるというマジックです。
目の前のものを抽象化して数字化するという
数学の根本に関わるもので面白い議論です。

問題は6X8=8X6だから掛け算は交換できるからどっちでも良い、
というのではなく、
『なぜ掛け算は前と後ろを入れ替えても同じ値になるのか』
それを面積算で教える技量が教師に不足している点が一番の問題です。
同時に、
子供が『自分は何を計算しているのか』単位を意識する必要もあります
だから、8X6と子どもが答えたとき、なぜその式になるのか
聞いてみることが大切です。
正しければ、正解。

旅人算やニュートン算やてんびん算などの基礎になります。
ヘタをすると公式に目の前の数字を入れるだけの
モノを考えない子供になってしまいます。
子供たちが自分が何を計算しているのか、
よく理解することこそが本質で、

式の順番なんかどうでも良いのです。

ヨーグルトの培養の時、
『味が同じだから同じ菌が生えている(だろう)』
という事で終わらせた話を以前書きました。

ある菌を培養して、同じ菌が同じことをするという
コッホの4原則の確認する実験だったはずなのに、
グラム染色ぐらいはして菌を観察しなかった教師と同じように、
サイエンスというのは、
教師の質にかかっているのだと思います。

一方で、
多くの冴えない先生や問題にXをもらってしまうときには、
世渡り術として◎をもらう事を学ぶことも受験では大切。

現代国語はその最たるものです。

また、どちらでも正解だったとしても、
学校の先生が教えるやり方のほうが、
続きの質問に答えやすいやり方だった、ということもあります。
世の中に出ると理にかなったり、理不尽なことの
繰り返しなので、それも勉強。

小学校2年生ぐらいになれば、
どうして学校の先生がこんな質問をするのか、
先生の意図を推測できるようになります。
その意図を理解して学校では正解し、
別なやり方の解法を親に教えてくれたり、
プリントの裏に別解として書いて先生に提出するようになれば
何よりもうれしいものです。

山の頂上にたどり着く道は無数にあります。

親は正しいサイエンスの理解の方法を
子どもにきちんと教える必要があります。
もし、別解をもってきたのなら、それを理解し、
間違えていないことを伝えて子供の心を支えることが重要です。

同時に人間が人間に教えるのですから、
教師の思考能力や教育技術能力には限界があることを承知しましょう。
よりよい選択をすればよいだけです。

センター試験が近づいてきました。
今年も受験生の方に沢山インフルエンザワクチンを接種しました。
みなさん、カゼひかないでがんばってください。

2011年12月28日 (水)

最初のギターのフレーズが一級 / 人はみなスナフキン

やさしくなりたい やさしくなりたい
斉藤和義

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『僕らで地球儀を回そう
愛がない時代に生まれたわけじゃない』
と 続きます。

悲しい出来事も多い年でした。
そういった閉塞感の中でも、
なんとか生き抜く大切さや
男子が女子に笑いを伝える大切さを伝えています。

ベンチャーズやグループサウンズをモダンにメローにしたような
最初のギターが良い味を出しています。
ギターの音を追いかけると、
最後の方ではローリングしながら明るく転調していきます。
最後に少しだけ希望が見える。

名曲です。

こちらも良い曲。
彼のギターはスローハンドと同じぐらいすばらしい
と思っています。 

弾き方なんだろうか、
自分の力を信じて
真実を見抜く目なのなのだろうか、
なんなのだろう。
人を惹きつける力があります。

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2011年12月27日 (火)

今年最後の診療の日 / 新たな始まりの日

今日、クリニックにお世話になっている
公認会計事務所の行政書士の三田さんがいらっしゃいました。

クリニックを支えてくださっている永野さんも見えられて、
みんなで大切な書類を作成しました。
エスプリブランの小山さんにもお世話になりました。

今日は今年最後の診療の日でした。
同時に、
新たなクリニックの始まりの日でもありました。

不思議な事です。

「平常心」という言葉があります。
どんなときも焦らない、という意味ではなく、
誠実に謙虚に毎日を大切に生きていく という意味です。

私達は色々なものに軽重をつけて判断しがちです。
また、色々な理屈を付けたがります。

でも、どんなものにも平等に働く重力のような
自然の道理に照らしてみると、
その軽重に意味が無いこともたくさんあります。

大切なものを大切に思う。
大切なものを大切にする。

その基本をいつでも失わないようにしたいと願っています。

年末年始は、
新聞のコラムを書き進めながら、
今年後半の足あとを振り返っていきたいと思っています。

本年度は数多くの方々に助けて頂きました。
本当にお世話になりました。
ありがとうございます。

2011年12月24日 (土)

晴れた日にはユーミン

晴れたクリスマスの日には、
中央フリーウェイが良いと思います。

関税の無いぶん、
チリワインが品質が高く、
カベルネのフルボディで今年は過ごしました。

明日、本格的に再起動する予定です。

2011年12月23日 (金)

ふりだしに戻るもひとつ進んだこと

ふりだしに戻るサイコロも、
ひとつ進むことには違いありません。

地球儀を10回回して
一緒に世界旅行。

良い歌詞です。
禅の教えのようです。

「ずっとウソだったんだぜ」

もかっこ良かった。
真実を歌うっていうのはかっこいいものです。
当時、
自分の子どものためにミネラルウォーターを買いに行ったら、
どこにも売っていなくて、
頭にきたともおっしゃっていました。

各人が放送局のようになってしまった
今ではもう、
寡占しているメディアが大量に流すCMのように
誰かが作ったイメージでは受動的には感動しない。

人々は今、目の当たりにしているリアルな生活のなかで
能動的に自分で手に入れた真実を信じて
その思いを発信し、
共有する世の中になっていっているのではないか、
と感じています。

TVは人を白痴化すると喧伝されましたが、
そのエレクトロニクスの延長にある
スマートフォンやモバイル端末のような電子デバイスの普及が
人間が自分で考えることの大切さを熟成させるとは、
なんとも不思議なことです。

新しい世界がいつでも開かれつつある、と
いうことを忘れないようにしたいと思っています。

2011年12月21日 (水)

菩提もとより樹無し  

菩提もとより樹無し

明鏡もまた台ならず

本来無一物

何れのところにか塵埃を惹かん

2011年12月19日 (月)

東京医科歯科大学神経内科の会合 / 道川先生おめでとうございます

先日、赤坂茶寮という居酒屋さんで医局の会合がありました。
みんなで各自、食事代を集めて、
居酒屋さんというリーズナブルなスタイルで良いものです。
席は満員。

時間間違えて、少し早めに着いたので、
おとなりの日枝神社に来年の無事をねがってお参りに行きました。

111217_181701 夜の鳥居の周りは一足先の
お正月の準備がなされつつあります。

坂を登ると、
初詣を待つ準備がなされていました。

111217_182201 夜の神社も
厳かな雰囲気で気持ちが落ち着きます。
塚越初代教授や水澤教授のご挨拶も
含蓄深いものでした。

神経細胞培養やアッセイの方法を基礎から教わり、
学位論文作成まで指導してくださった
道川誠先生が名古屋市立大学の教授に就任されました。
そのお祝いの会でもありました。

細胞培養の技術が神経内科医局に根付いたのは、
なんとDubowitz先生のところにいらっしゃった筋肉培養の小林先生や
神経バリア機能の神田先生
プライマリカルチャーの道川先生のおかげです。

今でも頭痛のお仕事を一緒にさせていただいている
富永病院の竹島先生は、
水澤先生の小脳細胞培養のために紹介でお会いしたご縁です。
日本医大の先生方や(元)順天堂大学の望月先生とは、
病的遺伝子を導入したセルラインの細胞死の研究へ発展させることも出来ました。

今、私がヨーグルトの培養を完璧にこなせるのも、
道川先生のおかげです。

ターゲットとなる脳の神経細胞を顕微鏡で観察しながら
ピンセットの先で取り出し、
酵素処理をして細胞を殺さないように分散し、
コーティングしたディッシュの上にまいて、
二酸化炭素ボンベをつないだインキュベーターで
抗生物質を極力入れないでコンタミしないように培養する。

そういった技術からみたら、
自宅でコンタミさせないで乳酸菌を培養するなんて超簡単です。
芸は身を助けます。

本当におめでとうございます。
道川先生はどんなときにでも明るく、
心が折れそうな後輩も育て上げる能力に長けている先生で、
教育者として最も尊敬できる方のお一人です。

古い第五研究室で、神田先生と山脇先生
ガラス板でガングリオシドの質量分析をやっていたのも
懐かしい思い出です。

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2011年12月14日 (水)

Cyberdogのすばらしさ

かつて、アップルはOpen Docという技術を研究していました。
その中のインターネットに関するソフトが
サイバードッグです。

Cyberdog

かわいいですよね。
黒い点みたいに見えるのは、アップルマークです。

インターネットだけでなく、
様々なソフトを一つのウインドウで処理するという技術でした。
ジョブズがいない間でも、アップルはいつでも最先端を走っていました。

デザインとビジョン、
ネゴシエーションはジョブズが作ったもので間違いないです。

だからこそ、今後のアップルにも不安は持っていないです。
ホタテ貝の形をしたシェル型の美しいemateもnewtonも
彼が不在のときのものですが、
その後、引き継がれ成功しました。

クローズド施行のジョブズのきつきつのフロッグ風なデザインに対して、
その頃のアップルのデザインは元禄文化のような、
自由性があるようにも感じています。
フロッグデザイン自体も大好きなのですが。
IIFxと異なりQuadra700がフロッグデザインでないことを、
最近知りました。
それぐらい、融合している訳です。

今、20年ほど前のこのソフトを使っています。

なぜなら、インターネット・エクスプローラーも
ファイアーフォックス・モジラも
icabですら、エラーが出て使えないからです。

サイバードッグはなんと、
現在使われている技術をものともせず、
ほとんどのホームページを文字化けせず読むことができます。

メールのやり取りや動画はむりですが、
ニュースを読むには十分です。

HTML技術だけに支えられたものは、
月日を超えても使える。

つまりは、飾りではなく、
基本がしっかりしていれば、風雪に耐えるということを意味しています。
人々の命を守るという仕事をおろそかにして、
魂を失ってはいけないと思っています。
一歩一歩地道にいくことしかできないのですが、
それが良いのではないかと思っています。

そういう意味でも、
Cyberdogを使い続けてみようと思っています。
私にはそれで十分です。
Cyberdogのインターネットを探しにいくアイコン、
とってもかわいい(ぱみゅぱみゅ風に)ですし。

2011年12月 6日 (火)

 日本テレビの取材とマッキャンヘルスケアの取材

20111206

今日は午前中、
日本テレビの方が取材に見えられました。
ご協力いただいた患者様ありがとうございました。

今年は本当に咳で悩まれている方の多い年です。

幾つかの理由が重なっているのだと思います。
インフルエンザB型も流行り始めています。

咳でいらっしゃっていた患者さんと、
一緒にTVを見れて楽しかったです。

たまたまTVをご覧になった頭痛学会の偉い先生からも、
温かなはげましのお電話を頂戴いたしました。
ありがとうございます。
うれしいものです。

診療後、マッキャンヘルスケアの方々が、
インタビューに見えられました。

高血圧の薬についての突っ込んだ話でした。
創薬の本を書いたとき、
いろいろなメーカーさんに見学に行きました。
そういった経験をお話ししました。

本を書く機会を与えてくださった、
祥伝社の水無瀬編集長には今でも感謝の念がたえません。

高血圧や高脂血症、糖尿病の治療の基本は、
異常な状態を正常化させることが大切で、
ある薬がそれ以上の効果を持つ可能性は低い 
といったことをお話ししました。

つまり、血圧の薬なら、
血圧を正常化させることが最も重要であり、
血圧を正常化させなくても、
ある薬を飲んでさえすれば より健康につながる
という考えは、おかしいというお話しをしました。

昼休みもプロデューサーのひとと
有意義なやりとりをさせていただき、
密度の濃い一日でした。

2011年12月 3日 (土)

咳の患者さんの増加

咳のひどい方が今年はとても多いです。

それにともなって、
頭痛が起きている方もたくさんいらっしゃいます。

カゼをひくと頭痛が起きる原因には
幾つかのメカニズムがあって、
いらっしゃった患者さんにご説明しています。

インフルエンザはまだ流行っておらず、
不思議な年です。

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