この曲を聴いて走ったり、文字を打ったりしています。
夜明けを元気に迎える事ができます。
音楽配信に失敗したり、情報端末や液晶パネルに失敗した
大企業の凋落と崩壊から学ぶ事はたくさんあります。
彼らは、自由なアイディアのコンペティションを避け
意思の統合も怠りました。
ゴールも見えず、いらないものを作り続けて疲弊してしまいました。
イノベーションとは人類がこれから必要とする物への
湧き出すアイディアを
インテグレーション、統合し、研ぎ澄まして
つくる新しい知恵が突破口になります。
その研ぎ澄まされた「矢」を未来に向かって放ちながら
切り開かれた未来の空間を疾走していく必要があるのです。
「かつてこんな方法でうまく行ったから」と、
それだけを重厚長大にすることは沈没を意味します。
航空戦に敗れた大和と同じです。
大和は戦艦としてはものすごく優れたもので、
戦艦の最高傑作と呼ばれています。
大和の性能に非はありません。
ただ、残念なことに環境が大和には合わなかった。
日本のノートパソコン、携帯電話や液晶パネルの性能は世界一でしょう。
でも、もうどれも、あまり買わなくなったものです。
別の物に置換されてしまった。
イノベーションとはそういうものです。
日本が蘇るためには、現状の改良ではダメなのだと思います。
より性能の高い戦艦を作っても、
もう勝つことはできない。
今、一番の楽しみはDAISHI DANCEを聞きながら夜明けに走たあと、
引っ張りだしたドラッガーと新しい医学論文を読むことです。
前日に100円でレフィルしたスターバックスのコーヒーを
早朝に暖め直して飲むのもよいものです。
どの人も、未来に矢を放つことができるはずです。
大企業が失ってしまったものを、
自分で見出し、挑戦を続けている人たちがいます。
キャリアをすてて、
ボトムからの夢を狙ってNPOに進まれた方の報道もありました。
チャレンジは素晴らしい。
大きな生き物が死に絶えて、
その屍(しかばね)を栄養にして、
みずみずしい木々の芽が息吹いている様に感じます。
私はそういった
リアルなもの作りをする人のサイドに
軸足をもっていたいと願っています。
DAISHI DANCEの音楽と
ドラッガーのひたむきで飾らない言葉は、
勇気を与えてくれます。