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2012年6月28日 (木)

夏の猫 / 脳が大切 / 卵はコレステロールを上げない / ω3ダイエット

Chatdeete

朝、走っているときに神社の境内に
猫がいました。
夏の朝日は、くっきりと猫の影を
石畳に落とします。

途中、速度を少し上げたりして、
10kmのいつものコースを楽しめる様になってきました。
10年近く注力してきた魚油のω3、DHAやEPAも世の中に浸透してきているようです。処方の集中によって、EPAのお薬が品切れになってしまっています。

私は、脂質代謝異常の時には、すぐにスタチンを使わずに
魚介の多い地中海食や低炭水化物に食事を変えてみていただいています。
地中海食のω3は、脂質を燃やす作用があるからです。
また、スタチンにはポジティブなデータばかりではありません。

実際、私は卵を貴重なタンパク源としていて、
一日に1−2個、多いときには3つぐらい連日食べて、
チーズやバターを制限しなくても、
血清脂質はLDL99、中性脂肪81、総コレステロール199と
全然高くなりません。

炭水化物あまり取らなくても、血糖も80−90ぐらいで
低血糖にもなりません。
走る前に、糖が必要というのも伝説だと思っています。
糖新生の酵素が十分体に誘導されていれば、
糖は脂質やタンパク質から作ることができます。

人間の体はけなげにも、
得られたもので維持できるメカニズムを持っています。
血清脂質の悪化は、コレステロール摂取過多というより、
炭水化物を含むエネルギー摂取過多に依存することがよく分かります。

高コレステロール血症の場合、LDLが高いことも多く、
LDLは悪玉にされてしまいました。
本当は、LDLは悪玉ではなく組織にとっては良いエネルギー原なので、
高血糖のようにエネルギー収支の超過を意味しているに過ぎません。

極端なハナシをすれば、食べる脂質を減らさななくても、
エネルギー収支を改善させれば自然に下がります。
血液の脂質が高いのは、
必ずしも食べる脂質が多いからではありません。

メタボ対策やダイエットは脳が大切です。
脳に空腹を感じさせない、体の代謝経路を理解した
スマートな考え方や作戦が大切です。

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