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2012年9月17日 (月)

頭痛の全国的な会議 / イノベーションの中に

先日、頭痛の全国的な会議に伺いました。

Central_dysfunctional_pain_2 東大の麻酔科、住谷先生からは、
『中枢機能障害性疼痛』についてのお話がありました。
中枢感作性慢性疼痛と、中枢機能障害性疼痛の概念について
詳しく質問することができました。
慶応の鈴木則宏教授の総論的にお話された、
慢性疼痛による中枢機能障害の講演ととてもうまく噛みあっていました。

Sleepdysfunctional_pain_2 住谷先生は、睡眠障害と疼痛の悪化についても触れられていました。
睡眠障害は頭痛も悪化させます。
同時に起立性調節障害について、5年前に書いた内容を思い出しました。

そもそも起立性調節障害は循環器の病気でした。
様々な症状を血圧の変動だけで説明しようとするのには無理があります。

血圧は上が80でも180でも頭痛は起こしません。
友人の運動の大好きな女性は血圧が毎日80−90ぐらいですが、
頭痛はとてもまれです。脈拍も50ぐらいしかなくても。
また、高血圧の男性が頭痛を感じることもほとんどありません。
高血圧がサイレントキラーと呼ばれる所以です。

秋の頭痛学会では、
早起きと運動で頭痛が改善した方々のお話をしようと思っています。

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運動は脳の機能を改善させる力を持つからです。

新潟の立川綜合病院の脳外科医森田幸太郎先生とは
その話で盛り上がりました。まさにオッカムの剃刀です。
上司の先生はウルトラマラソンが好きで、
この会議の間も山の裾野を走っているとのことでした。スゴイ。
この日の朝、10kmぐらい走っていましたので、本当に羨ましいです。

隣はむつみ脳神経クリニックの渡邊睦先生でした。
福島県立医大の一年上の神経内科の先生でした!
なんという偶然なのでしょう。

山本悌司教授の一期生の先生で、同窓生や先輩の話をさせていただきました。
その当時、福島県立医大で神経内科を目指す医師が多かったのは、
山本悌司先生のアカデミックで美しい講義のためでした。

北海道の北見先生や山口の根来先生とも
患者さんの話や神経内科の話をさせていただきました。

Drs20915_2 間中先生にもおあいして、
久々の間中節を聞かせていただきました。
Drs30915_2 いつもお世話になっている
平田教授もいらっしゃっていて、
楽しいお話をさせていただきました。
平田先生はいつもにこやかで穏やかな感じが良いです。

Drs10915_2 五十嵐先生と大阪の竹島先生にもお会いしました。
竹島先生は、大学院の頃の小脳神経細胞に遺伝子を打ち込む実験のころからお世話になっています。今では、大阪に異動になった患者さんを取り急ぎ診ていただいたりしています。ありがとうございます。
この秋から五十嵐先生は、水曜日に東京で診療されるとのことで、
ますます距離感が近くなりそうです。富士通の話も面白かった。

今月末にも講演会が控えています。
歯科の先生と疼痛の話もすることになっています。

小さなイノベーションの繰り返しが未来を作るのだと信じています。

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