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2012年10月

2012年10月25日 (木)

キンドルの作る未来 / 奮い立てシャープ / 共に生き残るべき

アマゾンからキンドルが予約できるようになりました。
キンドルHDは魅力的です。
アンドロイド端末ですが、日本にカスタマイズするように性能アップが図られています。

Ktslate01smnovid_v401938342__2
あらかじめ使いやすいようにセットアップされているのは、
アンドロイドに慣れていない場合にはとっても便利です。

ペーパーホワイトを購入しました。
通信料が無料で本が手に入るのは魅力的です。

Kcslate01smnovid_v402036566__2 ただ小さくするだけというのでは意味がありません。
今あるものを練磨するだけのサイクルに入ってしまったとすると、
それは残念なことです。

アマゾンは、通信料まで負担し極限まで安価にすることで、カスタマーを囲い込むという戦略はイノベーションの一つです。
ハードウエアのデザインからソフトや運用でのイノベーション革新に、
戦略が変更されたと考えてもよいでしょう。

ただ注意が必要なのは、ダウンロードしたものはライセンス権を得ただけであって、
所有権はアマゾンにあるため消滅しても文句は言えないということです。


プラットフォームを変えれば戦略は変わります。
シャープはモスアイの低反射の技術を大日本印刷と作り上げました。液晶TVが冴えないと切り捨てるのは早過ぎると思っています。なぜならデジタル情報を人の脳に伝えるためには今でもアナログのパネルが必要だからです。
シャープは潰れてはいけない。
さらにシャープが液晶パネル上にLSIを印刷技術で融合させたことは、立体の結晶にメモリー機能を持たせた日立とともに素晴らしい業績です。

がんばれ、シャープ。意気消沈しないで、プラットフォームを切り替えて日産のように戦略を練り返すべきです。
照り返しの激しい夏の浜辺で読める端末は未だに一つもありません。

日本はグローバルに闘いながら、ウインーウインで生き延びさえすれば良い事に気が付きます。チャンスを探しながらしぶとく生き延び続けてほしいものです。

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2012年10月24日 (水)

イノベーションと未来

今日はたくさんの方々に、たくさんの情報をお伝えできた日でした。

先週まで9月の初旬から走り続けてきたので、
今週はゆっくり読書をしながら熟考しています。

「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ 「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ
鈴木 博毅

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成功や失敗は「あざなえる縄のごとし」です。
開き直りの気持ちをこめれば、万事塞翁が馬とも呼びます。

以前、私のクリニックで拝見した患者様の結婚式のご挨拶で、
私は、「旦那様に会えて万事塞翁が馬ですね」とスピーチしました。

精錬兵からなる日本軍は善戦しながらも敗走し、敗戦を迎えました。
それは個人レベルの鍛錬や修練を極める「戦術」よりも、
今ひとつの技術でも最後のポールポジションを取り勝利を勝ち取る「戦略」に劣ることを示しています。また、そのための処方箋をこの本は述べています。
何らかの「処方箋」をベストではなくても示してくれる本からは
著者の智慧の息吹を感じることができます。

リーン・スタートアップ  ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす リーン・スタートアップ  ―ムダのない起業プロセスでイノベーションを生みだす
エリック・リース 伊藤 穣一(MITメディアラボ所長)

日経BP社  2012-04-12
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ITの方々と「知のフリーマーケット」に出席しようと今日、決めました。
リーンスタートアップとアジャイルという刺激的な話題だったからです。

実は、エリックさんのグローバルなイノベーションを目指す人の思想と、
鈴木博毅さんの「失敗の本質」は共通のものがあると感じています。
すごく面白い。

熟考できる今週だけに与えられた成果だと思っています。
明日、聖路加の井部俊子先生に会えれば良いのですが・・・

2012年10月22日 (月)

秋の暖かい日 / 運動による脳の深化 / ネオ・サイボーグ009

脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方 ジョン J. レイティ エリック ヘイガーマン John J. Ratey

日本放送出版協会  2009-03
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私は運動は脳を支えると思っています。

体重を減らすだけであれば、栄養摂取を減らせばよいでしょう。私達に近いサルではエネルギー摂取制限が寿命延長につながらないこともNatureで証明されてしまいました。私達はネズミとは違うようです。ある程度の年齢で健康的に脳を支えていきたいのであれば運動は大切だと思っています。

他のグローバルな多くの先生が多角的に到達した真実に基づく「エビデンス」と呼ばれる、科学的に正しいと思われる方法で医療は進んでいきます。

Afternoon 昨日は午前中の仕事を終えて、午後走りに行きました。
午後の日差しはまだ暖かく、吸水の公園の水道もまだつめたくありません。木をすり抜ける日差しは美しい。走らなければ、朝日、昼の日差し、夕日を見ることはできません。

回数券を購入している市民プールは空いていて、バタフライを好きなだけ自分のペースで泳ぐことが出来ました。キックを減らせば「ロングスローディスタンス・バタフライ」をすることができます。心拍数をLT以下にすることは、ランニングと一緒です。本で書くスペースが無かったのですが。

Yuugre 夕方と夜の間には、空が美しくなる時間があります。
クリニックには、その事に気づいた写真家さんの写真集を置いています。満点に星が宿る前の月が出ただけの空は美しい。空が、成層圏に届く宇宙の色と空気の色がグラディエーションで混ぜています。
帰りにその色を見ることができました。
走ったり、泳がなければ見られない風景です。運動後の脳が活動性を増して感覚を鋭敏にしています。

Yuugure2 帰りの道では、灯りが灯りはじめていました。
灯りの放つ光子と、月が過去に放った光子を網膜は同時に捉えて私の脳に伝えます。脊髄は自動運動を続けながら、速度を増します。

このドライブ感は運動したことで活性化した脳が捉えたものです。

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2012年10月21日 (日)

池田昌子さんにおあいしました/メーテル

Enkakujinosora 昨日は気持ちの良い秋晴れでした。
北鎌倉にある円覚寺に伺いました。
円覚寺は小高い山に曼荼羅のようにお寺が散在する
美しい禅の場所です。
Ikedasan20121020 メーテルやお蝶夫人、オードリー・ヘップバーンの声をなさっている、池田昌子さんの会に伺いました。
子供の頃、999を何回もみて、メーテルに憧れていました。
その方とお会いできるようになるとは感動という言葉以外の何ものでもありません。宮沢賢治の銀河鉄道の夜が大好きで、天文観測部の部長だった頃も思い出します。

Butuga_2 私はいつもこの帰源院の仏画の前に座ることにしています。何故か気持ちが落ち着きます。
人間は動物的に落ち着く場所、というのが何故か有るような気がします。そして、昨日はターニングポイントとなる日でもありました。
絵に護られているのだと思っています。

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2012年10月19日 (金)

新しい本の出版 / 文字を打つことは走ることと一緒

クリニックでメタボリックシンドロームの方が沢山卒業されています。
看護師さんも事務さんもいい感じに解決されているようです。

Gera1 そういったことをお書きした本の
ゲラが今日届きました。

大急ぎで直しています。本の文章を打っている当初は、
たくさんの文章の海の中に溺れてしまうような錯覚に陥ります。
Gera2
けれども、慣れてしまえば、全てを俯瞰できるようになります。

長距離走ることと一緒です。
初めて長距離を走るときなど、全体が見えないと、
つらいだけの気も遠くなる作業に思えます。
でも、一度でも長距離を走っていれば、
全体がみえるだけに今、底を走るだけで良いという走る作業に集中できます。

文字をうつことと、走ることはとても良く似ているように思います。
不思議なことです。

人間は鍛えるべき存在です。
精神を集中して書くという作業を鍛えてもらいました。

今読んでいる翻訳本の訳や文章の構成があまりにひどいのですが、
自分で書いたりすると気がつく部分も多くあります。
そういう目も鍛えていただいた気がします。

編集長さん、ありがとうございます。
がんばって終わらせる事ができました。

2012年10月15日 (月)

かえって輝きがますノーベル賞 / 継続的に支援すべき

iPS細胞にて山中先生がノーベル賞受賞されたことはうれしいかぎりです。

少し混乱がありましたが、
Nature誌はいち早く科学的真実に照らし合わせて、誤報であると断言しました。そして、世界的に情報が混乱する前にあっというまに収束させました。お見事です。

今後は、山中先生の作られた正しいiPSがどのように応用できるのか、
それを日本の知財としてどう育てていくのかの議論を深めて良く必要があります。
ハードウエアからソフトウエアへの良い転換期にもなるでしょう。

新たな国家プロジェクトとして経済的にも支えるべきです。
きっと世界中の優秀な研究者が集まることでしょう。
日本が最先端医療の拠点になるのは嬉しい限りです。
その果実は継続的に日本の国民自身に戻ってきますので、良いお金の使い方だと思っています。

倫理の面からも法制度を整える必要があります。
そういった法制度は他の国々にも貢献することになるでしょう。
建設的な話をきちんと継続的に組み立てていくことが重要です。

先生の研究は多くの先生たちの厳しい眼のなかで
追試され本物である事を確認されグローバルに賞賛されてきました。
おひとがらから、世界の研究者にも友人が多いようです。

科学的な真実はどの人が行っても再現できるものです。

私は、かえって山中先生の研究の成果が輝き続ける様に思います。
あらためて、賞賛を送りたいと思っています。

2012年10月14日 (日)

専門家の集合 / ω3次のステップへ

Ilpiatto

イルピアットさんにプロカメラマンの野沢さんと伺いました。
角濱シェフの技をまた見せていただくためです。
それぞれの分野の専門家が集まるのは良いものです。

Sancha 角濱さんもスイマーです。
三軒茶屋の街はおしゃれでありながら、
どことなく下町風情が漂っています。

Ilpiatoomiseモノクロの映画が投影されていて、
おしゃれな感じです。
新鮮な魚介類とイタリアンの相性はよくて、新しいレシピをまた伺うことができました。

Photo マルハニチロの方々とω3のことで熱い議論したことを思い出します。私はipod touchと、同じぐらいの小ささの充電式プロジェクターを持って行って小さな空間でプレゼンテーションを行いました。

もちろん、KEYNOTEです。

美しい革張りの写真集を見せていただき、野沢さんの写真にかける熱い想いも伺えました。ドイツの市庁舎で初めてみた来賓が記帳する大きな本と同じぐらい質の高い美しいオレンジ色のオリジナルの革張りの写真集でした。

新しいステップをまた踏み出したという感じです。

2012年10月13日 (土)

2つの大きな出来事の日 / イノベーションの日

Jinja 今日は、2つの大きな出来事がある日です。
一つは今書いている本のゲラの初稿の校正を終えること。
もうひとつはレシピのため三軒茶屋に再集結することです。

秋晴れの気持ちの良い朝でした。

Asahi1013 少し早起きして、ゆっくり長時間走りました。
走っている間に、脳にBDNFやノルアドレナリンが増えている
気がしました。いろいろな考えがまとまります。

うまくいく事を願って、神社でお参りしました。

Pipokun まだあまり走れなかった冬、ピーポ君だけが友達でした
今日は編集長さんにも、シェフやカメラマンさんにも会えます。

ものづくりの仲間たちが増えてきている気がします。
先週はレタスクラブの方が取材に見えられましたし、
来週は矢野総研の雑誌の人がジェネリック薬品についてのインタビューにいらっしゃるらしいです。
今月は、仲良しの銀河鉄道999の池田昌子さんや、聖路加の井部先生(看護大学長)にも会う予定などもあって忙しさが加速している気がします。

こういう時こそほど、朝走っておくと気持ちが落ち着きます。

イチローが活躍してヤンキースが勝利したことがニュースで流れました。
わずか数ヶ月前、彼は住み慣れたチームを離れ、
辛いことがわかっていてもヤンキースに移りました。

このとき、私はイチローはイノベーターだと思いました
次の上の段階に登るためには、
確証をもちながらもリスクをある程度引き受ける必要があります。

天才はたゆまぬ努力とビジョンの結晶であることを体現し、
グローバルに世界の人々に生きざまを見せてくれています。
素晴らしい。

勇気とエネルギーをもらった気がします。
RihannaのDiamondsを聞きながら三軒茶屋に向かうことにします。

2012年10月 8日 (月)

山中先生が受賞されました / テロメアとの関係 / 全力で支えるべき

山中先生のiPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞されました。

本当に喜ばしいことです。

先ほどTVで仰られていましたが、
日本政府が支援してきた金額はわずか20億円に過ぎないとのことです。

数兆円を超えるいろいろな無駄遣いが週刊誌を賑わせています。

世界の人々の疾患の治療を支える頭脳を支援しなくて、
何が日本の未来でしょう。
オリンピックの選手たちの金銭的な苦悩も報道されています。

日本は国として、グローバルな真のイノベーターたちを
持続的に支援するメカニズムを構築することでしか生き残っていけないと
感じています。

基礎研究でひたむきにご苦労なさってきた先生の受賞が、
日本が医療技術の輸出国となることにつながっていくことと、
医療技術のイノベートに命を捧げている国内の先生たちの
現実的な問題を少しでも和らげることにつながっていくことを願っています。

先日お伺いした体細胞に発現するテロメアは、
実は深いところでiPSとつながっています。
どちらも「細胞の不死と再生」でつながっているからです。

この細胞内のメカニズムを考えることは、
アンチエイジングと呼ばれる一連のあやしいものではなく、
命とは何であるか 
という命題にたいするサイエンティフィックな答えを用意する物かもしれません。

若者の嗅覚は、まったくもって
あなどれないものです。

山中先生の受賞の報道とテロメア発表のお話をお伺いしたことで、
急遽コラムの記事を差し替えることにしました。

栄養学の未来 / 肥満の分子生物学

異所性脂肪が炎症を起こすメカニズムは
新しい知見が積み重なっています。
学んだことを忘れないようにまとめておきたいと思います。

東京医科歯科大学の菅波先生のご講演は、
飽和脂肪酸とメタボリックシンドロームについてものでした。

皮下脂肪ではない、内臓脂肪を含めた異所性脂肪は
体に害を与える脂肪組織の性質を持っています。
そのひとつは、慢性的な『炎症』を惹起しているからです。

それでは、なぜ炎症がおきるのでしょう。

脂肪組織は脂肪細胞とその他の組織から出来ています。
特にその中でも重要なのは、マクロファージという細胞です。

マクロファージは要らなくなった細胞を食べてお掃除したりする細胞です。
脂肪を抱え込んでいる脂肪細胞が肥大してくると、
それを取り囲むようなマクロファージが出現してきます。

脂肪細胞を取り囲む王冠のようにみえることからcrown-like structure(CLS)
と呼ばれます。
肥大した脂肪組織の中では、CLSとともに血管新生も行われていて、
脂肪細胞の崩壊と再生のリモデリングが盛んに繰り返されるようになります。

そのメカニズムの一つは、
脂肪細胞が崩壊して放出される飽和脂肪酸がマクロファージに影響して悪玉アディポサイトカインを放出→
さらなる脂肪細胞の肥大→リモデリングによる炎症→
さらなる脂肪組織内の飽和脂肪酸の増大→
という肥大した脂肪組織の中では慢性炎症を継続した悪循環に陥りながら
さらなる肥大が起きていくというメカニズムが働いているらしいことが分かりました。

その中でも重要なのは、TLR4(Toll-like receptor 4)というレセプターを介した、TNFa放出による慢性炎症でした。
もともとTLR4は細菌の細胞膜成分LPSに対するレセプターとしてクローニングされたのですが、脂肪細胞や膵臓β細胞表面にも発現していて、
脂肪細胞の増大やインスリン抵抗性の面からメタボリックシンドロームでも注目されています。

さらに、お話は脂肪組織のマクロファージには古典的なM1Φ(ファージ)だけでなく、M2Φによるものに進んでいきました。

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2012年10月 7日 (日)

臨床栄養学会/蛍群舞満天星になりにけり

今日は臨床栄養学会総会があり、
朝から夕方までびっしりと栄養学を学んできました。

管理栄養士さんたちとお話しながら、
色々学べるのはとても有意義なものでした。

特に東京医科歯科大学の分子医療代謝学の菅波先生からは
異所性脂肪組織がひき起こす慢性炎症についてのメカニズムを
詳細に系統だって教わることができました。

さらに、講演会の遠い場所で拝見するだけだった住友病院の松沢先生にお会いしてご挨拶できました。アディポネクチンと運動の話はとてもためになりました。

人間栄養とレギュラトリーサイエンス―食物栄養学から人間栄養学への転換を求めて 人間栄養とレギュラトリーサイエンス―食物栄養学から人間栄養学への転換を求めて
細谷 憲政

第一出版  2010-03-30
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お気に入りの本の著者の、本物の細谷憲政先生にもお会いしました。
持っていればサインしてもらえたのに・・・
怖いけれどもとても良い先生です。
塚越初代教授や古川先生に通じるものがあります。
正しくて真摯だからこそ、常に真剣勝負。

Hosoyadr_2 眼光鋭く、本物を追求される素晴らしい先生でした。
道を極めた先生方は皆さん同じ光を放っています。

栄養学150年の歴史を俯瞰させていただき、
最新の管理栄養学に触れることができたのは財産となりました。
LCMDもさらに性能をあげて前にすすめることができます。

その後、俳句のお師匠さんをお見舞いに行きました。
看護師さんは偶然、以前B11の神経内科にいらっしゃった方でした。
不思議な夜です。

主宰に直してもらった
蛍群舞満点星になりにけり

の俳句を夜空を眺めながら繰り返し思い出していました。

「足を踏み出したらわーっと蛍が足元から舞い上がって、
まるで満点星の中にいるような感覚だった」
ということをお伝えして添削していただいたものです。

元々の私の散文的な凡庸な句を、
印象を結晶化した句に昇華させる魔法は主宰の比類なき力です。

沢山の思い出の情景を思い出しながら、
あふれる感謝の念とともに俳句をそらんじて
クリニックまで歩き続けました。
蛍を想像しながら、ゆっくり一人で歩き続けました。

2012年10月 6日 (土)

先日の収録 / 臨床栄養学会

Hidesan_2 明日、臨床栄養学会に伺う予定にしています。
ω3脂肪酸を用いたダイエット方法が成功を収めていて、
イタリアンのシェフとレシピを作っています。

それらのことを踏まえて幾人かの栄養学会の先生とお話しすることにしています。

写真は頭痛の収録で見えられたヒデさんです。
とても筋肉質でサッカーで鍛えた体をされていました。

サッカーの方は普段から走りこんでいることが多く
話が合います。

今日は若い人々の頭脳に触れた日でした。
明日は一日、最先端の栄養の勉強をする予定にしています。
会合の前に早起きして走っておくことが大切だと思っています。

鹿島先生にお伝えしたように、
運動は脳にBDNFを生み出します。

2012年10月 2日 (火)

佐世保の美しいホテル

西海橋コラソンホテルという美しいホテルがあります。

Eq 海に面していて、
地中海のような雰囲気を持っています。

魚も豊富なようです。

温かい白い砂の海で泳ぐのは気持ち良いものです。
海の水も白い感じになります。

湾の奥の良い場所に位置しています。

2012年10月 1日 (月)

頭痛の研究会 / 各方面多くの先生方ありがとうございました

Araidr

24時間体制で脳疾患を見ている牧田総合病院の荒井理事長先生が
クモ膜下出血、椎骨動脈解離、頭痛についてお話されました。
頭痛はまず、脳出血やその前段階を除外するところから始まります。
たくさんの症例を持っているからこそのエッセンスをお話し頂きました。
脳外科の先生がたのご苦労を拝聴いたしました。

Akadadr 司会はあかだクリニックの朱田先生でした。
荒井先生と朱田先生は仲良しとのことで、
医療連携がうまくかみ合っていて素晴らしいことだと感じました。
講演会は人々を結びつけてくださいます。

この講演会には、
牧田脳総合病院をはじめとした様々なところの薬剤師さん、
耳鼻科、呼吸器科、精神科、総合内科、麻酔科
歯学科などの各科の先生方にお集まり頂きました。

それぞれの先生方とお話しさせて頂くと、
気づきの多い有意義な話ばかりでした。
NSAIDsを避けることで回避できるリスクというものを再認識いたしました。

120929_201201 これから一緒に仕事ができそうなメンバーです。
麻酔科の先生、歯学部の先生方、私です。

東京医科歯科大学の医科と歯科をむすびつけたいという
大好きな佐藤達夫先生の願いに微力中の微力ながら地道にご尽力しています。
一遊撃手にふさわしい仕事だと感じています。
医科歯科には優秀なリーダーがいらっしゃるので安心です。

ペインクリニック学会や、東京医科歯科大学というつながりでお会いし続けて来た方々です。こういった学際的な所から真実が見えてくるのだと思っています。

Shinagawapres 私は、人々の人生の中でどうやって頭痛が変化していくのか、
「人の痛みの治療の中で頭痛はどこにあるのか」という
自分がいつも模索しているテーマについて、
皆さんと一緒に考えていきました。

病気の本質は常に患者さんが示しているので、
私達はそれに頭を垂れて学び続けるだけです。

日曜日には国際的な話をして、日本の医療がアジアの医療の中で、
どんな位置にいるのかについて再度
考察する機会に恵まれました。
自分の英語力の圧倒的な不足とともに。

そこで感じたのは
「全体の中の自分の場所を正確に知ることの重要性」
でした。
アジアの医療中の日本の医療、女性の人生の中のその時の頭痛、
歯痛のなかの頭痛、疼痛診療の中の頭痛診療、などなど・・・

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