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2013年2月14日 (木)

じっと待つことも力 / ルールは相対的

レスリングの話や、海上での話がいろいろ話題に登っています。

日本人は真面目だから、『ガンバリが足りなかった』とか反省の言葉を述べたりします。
でも、ルールがその都度変更されてしまったり、
伝統がないがしろにされてしまうほうが ずっと問題です。

私達は日本の千年という長い歴史の上にくらしているので、
昔の大切なものを慈しんだり、ルールを重んじる気持ちを持っています。

日本人はコミュニケーション能力が劣っていて、それで負けたんだ、というのも間違いだと思います。世界中で日本の商社は活躍していますし、英語を話せる人も普通にいます。
根回しのロビー活動は必要だと思いながらも、正面突破の潔さを良しとする気持ちをより大切に思っています。

こういった大切なモノを大切にしつづける重要性を認識する有識者も世界には多いでしょう。それが、人々を希望に導くからです。

古代ローマから続く競技を切り捨てる可能性があるのでは、マラソンもどの競技も無くなる可能性が有るということです。 儲かる競技だけ集めるオリンピックは、古代からのイメージとはちょっと違うものかもしれません。既に変容しているのかもしれない。

正しいことを実現していきたい人は世界中に存在していると思います。
正義というのは人が考え続ける時にだけ存在し続けるものです。

驚くほど人の考えは世界中共通しています。
動物に比べれば、世界中に暮らす人間は均一な生物です。
日本は、危機感を感じて真摯になる必要はあるでしょう。
でも、自責の念にとらわれることはありません。

困った面でもありますが、ルールというものは人為的な相対的なものであることを学ぶ良い機会かもしれません。水泳にしろ、スキージャンプにしろ、柔道にしろ、同様のことが繰り返されてきました。

それでも、正しいものは静かに生き残る気がします。

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