夏の俳句 / 主宰に捧ぐ
「あした」のために夏の句をつくりました。
星落ちて天蓋満る夏銀河 優仁
人は動くものは気になるのですが、
その背景にはあまり注意を払っていないことがよくあります。
ある夏の夜、空を見ていたときに、偶然、
流れ星がキラキラと落ちていったことがあります。
流星が落ちていったあと、
まだ夕方の余韻をもっている夏の夜空をそのまま仰ぎ見ていたら、
たくさんの星々が静かに空を満たしていました。
暑い昼間がいったん終息して
涼しさが混じりはじめた風の中で、
その星々の美しさは筆舌に尽くしがたいものでした。
先生も空から僕たちを眺めていることでしょう。
教わった作法を思い出して、
自然の姿に自分の気持ちをのせて句にすることは、
主宰にお便りを返している気持ちになります。
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