宮沢賢治と芥川龍之介 / スティーブン・キング / ニシキゴイ
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この本の後半は、作家さんによる同時代に生きた芥川龍之介と宮沢賢治の比較の文章になっています。先進性や、真理への研ぎ澄ませ方についての考察はとても良いものです。
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頭痛学会がたまたま岩手であります。何かの偶然。
宮沢賢治さんゆかりの場所を独り旅 してみようと思っています。
スティーブンキングさんのこの本からは、「化石を見つけたら発掘すること」という新しい概念を教わって感銘を受けていたところでした。
昨夕、予定に無かったニシキゴイを描き加えました。大切な線は全てサクラクレパス。子供用と思われる日本のクレパスは、最高級品質。なんて良い国なのでしょう。
ニシキゴイは発掘されるのを待っているような気がしました。良い絵になった気がします。環世界を変えた蝶は、海の上を飛ぶ。初めての世界に身を置いた蝶は魚から勇気をもらい、水の世界のニシキゴイやサカナたちは蝶から光をもらう。
私が日々色々な人々にインスパイアいただきながらイノベーションを続けてきた事に重なります。感謝の気持ちを現したかった。
生き物たちの変化と呼応の連続を描き加えられたと思っています。
「発掘」という概念は新しいし、クリエイティブ。
ちょうど、今週のNEWSWEEKに特集が組まれていました。これもまた偶然。
書かれているグロテスクさと恐怖に比して、作家さんの風貌は穏やかなアメリカのオジサマ、といった感じです。
無事、いろいろな考えを描けました。俳句同様、絵は共感できる思想のためのきっかけの一つだと思っています。きちんと描けば、見た人の脳に何かが広がる。
「背中に8と書かれたネズミ」と書きさえすれば、読者がいろいろなことを脳にかってに展開してくれる、とスティーブンキングさんがおっしゃっていた通りです。
額装して、無事、今週日曜日に搬入予定。間に合いました。
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週刊文春でいつもは木で鼻をくくるような伊集院静さんが、親切に答えられていてびっくりしました。優しい人なんだなぁと感じました。
次の質問は力尽きていつもどおり。いい味出しています。
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