サーカディアンリズムと運動の重要性 / Super Fly & Sekai No Owari
NHKの『病の起源』はまとまっていて、面白い番組です。
特に、人間にフォーカスを当てるのではなく、他の動物との共通点、進化の面から病気を捉えているところが素晴らしい視点です。
人間も多くの動物達と同様、生き物の一種類にすぎません。
素晴らしい視点です。今回は、うつの話題でした。
今年の夏、中学校で講演会をした時にも、早起きして運動することの重要性をお話ししてきました。
全くうなづける内容で、『朝のラジオ体操で夏をさわやかに』といった話題や、
『情報遮断がかえって豊かさを生み出す』といったことのコラムもつづってきました。
脳のセロトニン作動ニューロンの活動性は、サーカディアンリズムや運動によっても支えられています。
サッカーも上手で、勉強もできる と言った人は、元々両方ができていた人かもしれませんが、運動が勉強を支えていたのかもしれません。
日本人はすぐに『血行』が良くなったから、とか血流に理由を求めがちです。運動の効果は、血行とはあまり関係ありません。片頭痛はホットヨガや岩盤浴など『結構を良くする作業』で悪化します。病変によってはと血行を良くすると悪化するものがいっぱいあります。
軽い運動でも、脳は様々な部分を動員して活性化します。その事自体が、うつに良い影響を与えると考えられています。
夜きちんと寝るためには、昼間きちんと覚醒する必要があります。
寝る前には、脳を鎮める準備も必要。
昔ながらの早寝早起き、(和食)腹八分目、晴耕雨読(きちんと働き、きちんと学ぶ)の生活に近づける努力をちょっとだけ。
真実は、お金がかからないことに隠されています。
夏は朝、ランースイムーランをしてから診療に行ったりしていました。
朝のバタフライを泳いでからの診療は気持ち良いものでした。水が体を流れる感じと泡のはじける音が、脳の余計な部分を鎮め、集中力を高める気がしていました。
最近、エクストリーム出社というムーブメントもあるようです。
社員が早朝からトレイルランして、丘を駆け下りて出社なんていうのも気持ち良いかもしれません。
Sekai No Owariのlove the warzなんかを聞きながら。若者たちは、幼稚な恋愛ものから卒業している。頼もしくて可愛らしい。やがて彼らは、大人になり自分たちで正解を見つけていく。この2曲は呼応しています。
最近の若者はスタイリッシュでカッコいい。SuperFLYの“次のステージへフェードイン、Alright!”な感じで元気もらえます。
もともと、メキシコのララムリたちは朝、井戸まで水をくみに行ってから日常の仕事をしているわけで、実は自然なことなのかもしれません。出社ランニングされている方も多い。
走るだけだと、大企業のエグゼクティブみたいで仕事の一つみたいになってしまいます。楽しく発展させる人々がいてくださる。
サーカディアンリズム&エクササイズの面からも理にかなっています。
素晴らしい。
追記
天野祐吉さんの訃報が報道されました。島森路子さんも亡くなられました。お二方から頂いた本は大切に本棚にしまわれています。寂しい限りです。ご冥福をお祈り申しあげます。
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