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2014年12月 5日 (金)

マクロとミクロの関係 / 水急不流月

急激な円安になっている事が報道されました。

「市場」という自然現象を人為的にコントロールすることには、無理があると思っています。たぶん、お札を刷り続けるのはあまり良くありません。

私は、東洋経済の野口悠紀雄先生のこのコラムの指摘がイーブンで良い指標になるのでは無いかと思っています。

これぐらい円安になってしまうと、良くないことが起きる。次は国内の色々なモノが消費税を上げる前に価格上昇してくる可能性があります。円の信頼性も下がる。一部輸出業者の利益を上回る不利益の方が大きくなる。

国内のマネーフローを活性化するという目的が達成されたなら、景気の浮上を信じてしばらくそのまま国内が活性化するのを待つべきです。重症の患者さんが回復するのを祈る感じです。自然の大きな流れの前では、人間は無力です。慌てないで信じること。

マクロ的なこういった国の経済というのは、対応しようが無い激流のようなものです。その中で、個人の取るべき姿は「水急不流月」。変わらず、全力で目の前の仕事をすること、だけだと思っています。

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国や国民を鼓舞して元気にさせて経済が浮上し、その結果として税収を上げると言う方向にお役人さんが考えてくれることを願っています。

搾取国家は滅びます。目的を間違うと永続性が失われる。「元気になるように国民を守ってきた国家だけが繁栄する」といういにしえからの真理が示されています。生産を上げているのはミクロの国民だからです。

細胞一つ一つが元気だと、個体としての人間が元気なように。何も変わりません。

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