クリニック始動の日 / エスプリ・ブランの年賀状 / 内田亘さんの絵
文書整理と清掃が終了しました。電子カルテの動作確認も終わり、最適化しています。
真っ白な部材でクリニックを設計し作ってくださったip20 Einrichten(ドイツ)。日本でip20を作られているエスプリ・ブランさんから年賀状が届きました。
Einrichtenは、イメージ的にはequipment・装備、ガジェットといった感じの言葉なので、「ip20システムを使った生活を支える道具」。
エスプリは才能・知性、ブランは白なので、「白き才能」といった感じでしょうか。
クリニックは究極にカスタマイズされた部材で作ることもできますが、エスプリブランさんのような汎用設計で作ることもできます。
クリニックで使用していた部材は、簡単に全て取り外すことができて清掃して消毒するだけで幼稚園や一般のご家庭、会社など別な用途に使えるエコシステムです。
実際、数年にわたってクリニックの機能の変化に合わせて、エスプリブランさんに細かくいろいろ調節して部材を移動して作り変えていただいてきました。メルセデスでも、販売店の形態の変更に合わせて、店舗内や別店舗の部材を移動して、経費削減しながら最適化を繰り返しているとのこと。
ドイツip20社から船で輸入された板で作られた診察室のテーブル類は塩素やアルコールの消毒に7年以上もびくともしません。ドイツ製は、質素ながらも頑丈で機能的。
こういうアジャイル的な機能の可変性や、頑丈で清潔な点はクリニックに向いていると考えられます。
西武デパートで展示されたという、扉をあけるとキッチンになるシステムや、可動テーブル付きキッチンが年賀状に掲載されていました。狭いところを有効に活用する上質なシステムとしては、別格。
もしかすると・・・
「開くと診察室」というのも夢ではないかもしれません。
薬箱、簡単な縫合セットを納める棚、引き出し型テーブル椅子2脚がしまえれば、カルテはノートパソコンに全て収まるので、実現可能。夜かたずけて、昼間に駅内で開業の可能性も。かたずけられるKIOSKも。
電子カルテの最適化が終わるまでに色々想像してみました。
明日から、診療。
年末年始、読破した10冊から頂いた知恵と持続していた集中力を途切れさせないようにしたいと思っています。
今日はこれから、伊勢丹に内田亘さんの絵をみにいって、論文の続き。一つずつ、です。
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