適応して作業を継続する重要性 / 助けあって乗り越える
今日は、患者さんの多い日でした。
皆さんをお待たせしてしまって、申し訳ありませんでした。
こういう日に限って、機器の不調は突如としてやってきます。
最初に院内LANが、そこはかとなく不調になりました。
その後、看護師さんが使っているウインドウが開かなくなるというアクシデント。
復旧できないので、TESの松井さんに連絡して解決。
LANの不調が本格的になってしまいました。受け付けできないとアウトです。
今日は、長谷川樹里先生が頑張って診療してくださっていました。本当に助かった。
私は、端末の一つからping打ってネットワーク機器の調査を1つずつしました。
長谷川先生のいない日だったら、いったん診療を止めなくてはなりませんでした。
どうやら、階をつなぐスイッチングハブが不調のようです。それも、時々不調になるというわかりにくさ。
とりあえずの診療が続けられるようにフォームを整えて、長谷川先生には診療を続けてもらうことにして、私はアンダーアーマーのフーディをタンクトップの上にひっかけ、スイッチングハブを購入しに走りました。冬の朝、秋葉原を走るのは最後にしたい。
放熱が良いメタル躯体のスイッチングハブをヤマダ電機の4Fで購入し、ビルのハッチを開けてスイッチングハブを交換。色々な電源があるので、間違って抜くと診療室のシステム全体が落ちてしまって、今日は終了になるので、ドキドキです。こんなに混んでいるのに・・・
なんとか、ハブ交換を終了し、調べるとナゼかつながら無い端末が・・・
その間も患者さんは増え続ける。階段の踊場で、患者さんに「何修理してるんですか?」とか聞かれて焦ります。混んでいるのに、診療できずにLANケーブルをつなぎなおしているのは悲しい姿です。
ツナガラナイ端末はあきらめて、不調の原因にならないように一旦切り離すことにしました。長谷川先生と交代して午後診療を続けました。ここからは、もう、待った無しで誰も助けてくれません。ここでLANが不調になったら、今日は終了になるかもしれません。
昼休みが無いものとおもって、朝をしっかり食べておいて良かったです。
午後の診療はプロテインを缶コーヒーで割ったエナジードリンクで乗り切りました。
診療後、端末をつなぎなおして立ち上げると、何もしていないのに復活。
なぜ・・・?LANは魔物です。
終わってみれば、数年使い続けてきた消耗品であるスイッチングハブを最新のものに交換することもできました。端末の調子も良い。速くなってます。
まさに、「万事塞翁が馬」。
不調の時には頭を垂れて、ムリしないでスリムにする。「環境に適応して基本的な作業だけに集中して継続し、途切らせないこと」が最も重要だと学びました。完璧は必要ありません。順応して生き続けることの重要性。クリニックは生き物です。
少ない人数で手分けしてスタッフたちと危機を乗り越えられたのは、今日の財産。ものすごい危機だったことは、彼女たちは知りません。でも、それで良いと思っています。
今日遅くなったスタッフたちには、せめてものお礼のために、いただきものを多めに分けて持って帰っていただきました。
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