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2016年1月 3日 (日)

DAY9 / 最終日 / 清々しい年始

Day9runswim

今日は、DAY9最終日でした。
今日は、昨日読んでいたアブストラクトが朝まとまったので、少し時間ができました。3km走って1500m泳ぎました(朝練)。運動については、すでに目標を達成していたので、体の調整。

文章については、幾つかやってみると手強い問題がありましたが、2つは完了し3つ目もめどが経ちました。70%ぐらいの達成率。

いくつか終わっていると、終了が見えてくるものです。
大切なことは、不完全でもきちんとやり始めて「めど」をつけておくことだと改めて学びました。良い物ができそうにないから、といって投げ出してしまうのが、一番ダメなことです。
「作業興奮」の機会を失ってしまうからです。もともと、人間、みんなダメなものをなんとかやりくりして生きている。

泳ぎながらも、いろいろなことを考えました。
今日は腕のふりが悪く、ムリしないでやめようとも思いましたが、時計を見てみるとそんなに速度は落ちていない。「脳が作りだすブレーキ」の一つだと気が付きました。禅の師匠が語る「自分が思う限界の彼方に限界がある」を、朝陽の泡が作り出す水の中で思い出しました。とたんに、脳が自由になり、論文を書く阻害因子担っている部分が浮き上がって見えてきました。

大学院の時の実験基礎論文は新しい結果を報告して、editorが採用してくれるかどうかですが、臨床の論文は少し趣が違います。「こんなことがありました」では、尊敬する古川哲雄先生が語る「うちにも大型液晶テレビがあります」的な論文にしかなりません。人々の役に立つ、社会の役に立つ正しい論文を地道に綴って行く必要があります。

全く、金銭とは関係ない世界の、「道」
柔道、剣道、茶道、すし道、ラーメン道・・・日本人には、「道」こそがふさわしいと考えています。日本の食材、水、空気、環境を信じられるのは、共同で生きる公共の安全を守り合う、真面目で実直な生き様である「道」があるからだと思っています。蛇口を開ければいつでもそのまま飲める水が出てきて、公園の水で子どもたちと順番に補水することができることは本当に幸せなことです。

辛い時もあり、行き詰まったときがあっても、丁寧に仕事をして70%ほど目標の文章を書くことができたことに感謝しています。文章作成の推進力を生む新たなエンジンを得たことは大きい。

これから、地道に診療後に綴っていけばいいと思っています。
DAY9。今回の休みも、一歩ずつ終了しました。私には、分割して日々の仕事を割り振って、やれることから終わらしてしまうやり方があっているようです。

そして、明日からまた、一歩ずつ全力で時間を慈しみながら生きていこうと思っています。
清々しい志で、患者さんがたに明日からお会いしようと思っています。

新しい挑戦を続けながら。

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