若者が歩きつづけるために / 「生きのびれば」それが君の未来
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私たちは、トボトボと、あるいは、てくてくと、ときどき休み休み人生を歩いています。
そんな中で、「他の人より歩き方がヘタ」とか「遅い」とか色々なことを言われることがほとんどです。良く考えれば、人の歩き方はみんな違っているので、比較は無意味なことが分かります。
歩き方は、その人のその時の筋力や骨格、気分で変わってきます。同じ人でも変化する。一番も二番もないので、どうでも良い議論です。
大切なのは、時間軸。時間経過による変化。ある時間だけを切り取っても意味は無い。
学研のガクセイトで、私は「今日お伝えしたいことは、「“私たち人間は変化し続ける存在”であり、“勉強”はその変化を進化に変えてくれる良い方法である」という一点だけ。それだけです。私たちはそれを忘れてしまいがちになる。」 ということをお書きしました。
人間は、状況に応じて暮らしているため、変化した場合ののちを想像することは本当に苦手です。特に自分の身に起きることはそうです。人間の持つ心理的バイアスともいわれます。
大切なことは「どんな形でも」生きのびることです。「生きのびる事」自体が未来を生み、可能性を生み出す。週末から、週初めにかけていろいろ考えました。先週末は、みんなと「勝ちどき」をあげました。
クリニックで元気になられた方は、ある人は腕利きのディーラー、ある人は地元の人を助ける銀行員、ある人は臨床心理士になってスクールカウンセラーになろうとしています。ときどき彼は、今でも教授の授業を朝寝坊してしまうけれども。ドロップアウトしても、生き延びてどっかに引っかかっていれば、日の目を見る日もある。
生きのびれば、大人の世界ははるかに多様性に富み、自分の裁量がふえる。心が折れないで大人になればいいのです。みんなガンバレ!
どんな人だって、ひとつずつ、です。
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