ひとときの過去 / 両国高校 / 府立三中
同窓会あるいは学年会は伺うことが仕事と重なりほとんど叶わないません。今回、高校生の時の両国高校の同窓生の熱心な勧誘で伺いました。30年ぶり(!)にお会いしました。
当時、両国高校は、東京府立3中の歴史を引きずった進学校でした。教員を含め熱心に学園祭を熱心に行うことはありませんでした。
けれどもシナリオライターができる早熟な女子が率いる人々がクラスをジャックし、当時バドミントン部であった我々をゲットし、クラスで『裏 白雪姫』を上演するところまでこぎ着けました。演劇をクラス単位で行うのは初だった様に思います。先輩たちには前例がなかった。
今では、都立両国高校は中間一貫となり、学園祭で演劇が何本も行われているとのこと。後輩たちを頼もしく思います。
![]() |
いきいきと生きよ―ゲーテに学ぶ (講談社現代新書 157) 手塚 富雄 講談社 1968-08 売り上げランキング : 59741 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
我々3年A組40人からは、5人が医学部に進みました。数学科に進んだ女子は富士通でSEのトップに立っていることが判明しました。その他の人々も理系で頑張っていて、すでにスピンオフしてヨットハーバーの主になったりしていました。
哲学書を読んで、みんなに発表したことは、誰一人覚えていませんでした。あんなに全力で、ゲーテの『いきいきと生きよ』を発表したのに・・・それがきっかけで、劇上演までこぎ着けたと思っていたのに、すべて若き日の勘違い。
シナリオライターは、私と田中君に“小人”の役を配役し、ガンバって演じると“小人のくせに目立ち過ぎ”と指示を出したりしていました。劇の内容は、残念ながらほとんど忘れてしまいました・・・
苦くもあり、楽しくもあり、大人になると全て思い出。茂木健一郎さんがおっしゃっている通り、われわれはフローの中に生きている。全ては索引の手がかりだけとなって、脳内に折り畳まれています。
![]() |
記憶の森を育てる 意識と人工知能 茂木 健一郎 集英社 2015-10-26 売り上げランキング : 324312 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
今を生きることで精一杯なので、全て後回しにしていましたが、高橋智明税理士さんのような、人徳のある方のお誘いなら伺おうかと心を新たにしてみました。
豊田さんは、僕が最も気になっていた今を教えてくれました。良かった。心から感謝しています。
次は10年後か20年後か。
女子は、どんな時も男子よりも早く大人になり、俯瞰している。けれども、全ての未来を見れる訳ではない。いろんなことを学びました。
ありがとう、高校生の同級生だったみんな。
午前中に取材原稿の校正を一つ送らなくてはならない。依頼された企業さんのウエブサイトの文章の校正も。やることがたくさん待っています。
今を、全力で生きることしかできない。今日から、また、新たな1日。ひとつずつ。
« 「なぜ運動するんですか」という問い(その2) / 運動は贅沢で豊かな時間 | トップページ | 大きな前進が合った日 / Alexandros »
「17.雑言」カテゴリの記事
- 青紫陽花あおげば無限の碧空や(2023.06.10)
- 野木小学校 / 不思議な世界(2022.09.19)
- 何もしないことが正解で近道だったと思う / Sting Russians(2022.08.06)
- Por Su Amor / 若者が増える国をめざそう / Fields of gold(2022.06.06)
- そこに鳴る / 静けさと疾走感の同居 / METALINありがとう!(2022.03.05)