IMPREZA / インプレッサの美しいデザイン / 色と輝きと形
スバルのIMPREZAのCMが美しい。
青磁色・グレーの色合いが清潔でキレイ。形も美しい。
ひたすら静かに始まります。Dreams Come Trueの曲。
すぐに、透明パーツのキラキラした映像に。
色のコントラストと、形の変化が良い感じ。
黄金色。
テールライトの造形の完璧さをさりげなく見せています。
赤色の中に、金粉が散っているようなイメージも。
金は酸化すると赤くなります。
金赤という言葉を思い出します。
イグニッションキーを回すと、火花が散ります。エンジンからやってくる感じ。
躍動感やスタートするときのワクワク感を演出。
よく出てくる外人のドライバーは映らない。
ハンドリングに追随してヘッドライトが動く。
どうみても、モビルスーツのモノアイ。インプレッサが生命を得て、視聴者を見つめているようです。
映像の進め方、形、色、静かさ。華美でない演出。完璧です。
インプレッサには、隈取のような醜悪なデザインや、アゴが外れたようなおかしなグリル、側壁の変なラインや、テールライトの危ない尖りもありません。他人を嘲笑するような高笑いの声もありません。
航空機の空力から形成されたSAABのような磨かれたシンプルな形。
音声には、人を嘲るような高笑いは皆無。清潔に静かに始まり、キラキラして躍動感で終わる。
車の形だけで、これだけのものを見せている。ドイツ車の完結性にも通ずる。
車の哲学を押し付けるのではなく、『多くの人が乗るクラスだから安全を』。
インプレッサは高級車でなく実用車であって、使う上での性能が完璧で形も美しい、というポリシー。潔いです。
久々に良いCMだと思っています。
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