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2016年11月18日 (金)

Losing it on a losing night. / 喪失の魂 ある敗戦の夜

Losing it on a losing night.

『lose it』は 我を忘れて、あるいは、狂ったように、平静を失うという意味です。
英語では、『それ』を失う と書きます。

『それ』がなんであるか、考えると奥が深い。平静な気持ち、なのか、その人らしさなのか、色々なものの可能性があります。 僕は、ghost in the shellのghost、つまり『魂』がぴったりだと思っています。

怒りや失望にさいなまれて、頭がそれで一杯になってしまって、『魂』を失う。その人としての連続性を失う。本の題名みたいに、『喪失の魂 敗戦の夜』がいいかも。

on a losing night.も奥が深い。 on ”the” losing night つまり、落選が決定した皆が知っている『あの日』であるtheではなく、a。つまり、彼女(あるいは人間たち)はたくさん負けた夜をすごしただろうけれども、その中の『ある一つの夜』に過ぎない。それなのに、losing it。そんなニュアンスも感じる。

『喪失の魂 敗戦の夜』 本の題名になりそう。武士のわびさびも感じる。

何かに失敗すると、理性を失ってすべてが終わりのように思えることがあります。 でも、実は、そのことだけがうまくいかなかっただけであって、自分たち自身の存在が失敗したわけではありません。

その人自身の能力や存在する意味は毀損されていません。孤独と戦う時に自分に言い聞かせていることを、若者にも仲間として伝えています。

そのことの方に注意を傾けて、新たなチャレンジをすることが必要だと思っています。 僕は、なかなかうまく行かない事が多くても、訓練してレジリエントな精神を鍛えていきたいと思っています。

losing it してしまうことも多いけれども。

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