戦艦武蔵の最期 / 今を考えるヒント / グローバリズム終焉の後の世界
哀しいこと。若者が言っていました。「単騎で行かざるを得ない孤独が」と。
子供のころに、なんてバランスの良い戦艦なのだろうと、プラモデルを一生懸命作ったことを思い出します。スケールを変えて、いくつも作りました。
小学生の当時、「ライナーを火であぶってアンテナ線にしましょう」とか説明書に書かれていました。上手く行かなくて、燃えるだけだったし、手に落ちてヤケドしまくりだったので、父親に聞きました。
プラモデルに全く興味のなかった彼から炎の距離を教えてもらってたくさん「アンテナ線」を作った。僕は、その後、八木アンテナの本を読みまくりました。アンテナの本の隣には、新しい童話のコーナーがあって、かわいい同級生が来ていた。それも小学生の懐かしい思い出。
戦艦武蔵は前方の甲板に2つ、後方に一つ。艦橋と排気筒の角度とノーズのバランス。僕は、これ以上無い、美しい戦艦だと思う。
父親は、エンタープライズという戦艦のプラモデルを買って来たけれども、美しいとは思わなかった。空母は美しくない。地面やまさに「母」を再現しているような船。個人的感想では、カタチとしては美しくない。
戦艦は、自分で走って自分で戦う。日本の戦艦の名前は、日本書紀から続いている。
グローバリズムの時代が来て、終焉しました。海で切り離されていた独立国の日本が、再び自分で考えられるチャンスが巡ってきました。時代は、決して後戻りすることはありません。人々の記憶に、歴史や爪痕として残る。それを超えて、時代を超えていく。自分で考え、自分の海をわたっていく国になって欲しい。
中国で仕事をした後、今ではアメリカで仕事をしている患者さんが、帰国されて受診されました。というか、会いに来てくださいました。「人なんて変わらない。中国も米国も全然変わらない。人間は一緒。強欲だし、やっていることは一緒。すごく大変。」とおっしゃっていました。
資本主義も共産主義も無い世の中になりました。埼玉や千葉、東京のお隣どうしの関係ぐらいなもの。時代を経て、「人間の作ったシステム」が単に「人間の本性」というものに集約されただけ。
哲学は、そこを哲学すべき。彼らは、政治にはコミットしないけれども、人間の脳は他の生物から連続しているし、地球上に暮らす人間の脳の共通の仕組みが世界を回している。そのために、出発点は異なってもアウトプットは同じものになる。
黙祷。心で忍びながら、今生きている人々の未来を考えたひとときでした。NHKはスゴイ。
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